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「司令官、元気出して。私たちがいるじゃない」 「……」 司令室で一人の男が雷の声に反応しないくらい気を落としていた。彼は百戦無敗の提督だった。だが… 「出撃敗数0な実戦派提督で行きたかったのに……まさか初雪が全快から一撃で轟沈寸前の大破してしまうなんてな…… これも艦娘のダメージ姿を図鑑に加えたいと思い、エリア1-1なら大丈夫と思い、 戦艦や重巡もつけずに低レベル駆逐艦だけで強敵と戦わせてしまった慢心提督の定めか…… こうなったのも全ては俺の責任だ。初雪は責められない」 男は初雪大破により撤退したことで敵がほぼ健在だったこともあり、一つの敗北がついてしまった。 「戦闘に突入した時に大破していなければ轟沈しない。そして昼間の戦闘で大破して夜戦突入しても轟沈した報告はない。 多くの提督が譲葉の心でもって動き導き出したことをまったく活かせなかった……」 「(譲葉の心…今朝見たアニメで出た言葉…司令官さんはまだ完全には落ち込んでないみたいなのです…) 司令官さん、元気出してください。確かに無敗提督の夢は崩れちゃいましたけど、 でも、司令官のあの時の決断が初雪ちゃんの命を救ったのかもしれないのですよ」 男が提督となった日から秘書艦として常に共にし、 互いに右も左もわからないながらも二人三脚で頑張ってきた電が慰める。 「命は失ったら二度と戻らないものなのです。多くの艦娘達が戦いで命を落としていく中、 司令官さんは戦いで命を失う艦娘を決して出そうとはしない。司令官さんは誰よりも、命の尊さがわかっているのです」 長い付き合いの中、電は司令官が落ち込んだ時どうすれば良いのかを無意識に理解していた。 「それにさ、昼間大破しても夜戦轟沈がないといっても、いつまでもそうとは限らないじゃない。 それに昼間大破した艦娘は夜戦突入で轟沈するんじゃないかとみんないつも不安に思ってるのよ。 艦娘に必要以上に恐い思いをさせなかった司令官の判断は正しかったわ」 続けざまに雷も慰める。 「二人とも……」 二人の言葉に少しずつ元気を取り戻す提督。 「ありがとう……(お前達は俺の天使だ……)」 「良かった……元気になったみたいなのです」 「もう……やっぱり司令官には私たちが必要ね」 元気を取り戻した提督に笑みを浮かべる天使達。その微笑みに提督は再び気力を取り戻した。
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※※鬼畜展開・欝注意 298 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 46 38.31 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第一章~仕組まれた非公式模擬演習編~ 数日前、敵総督(地元のワルイ先輩。有名大手企業社長の長男)から総督(金持ちのボンボン、現在オニィ系のチャラオ。大学で経済学部を専攻、留年により現在5年生) がライン上で 敵総督『お前んとこの艦ムスってさ、マジマブくね?一回うちの艦ブス(笑)と非公式模擬演習しようぜ? 場所はシケた公式会場の海上じゃなくてさー 渋谷のクラブ貸し切ってさーDJとか呼ぼうぜ? 後、お前が最近ドロップした電ってさ元うちの嬢なのよ、とりあえずヤリ飽きたら返却しといてや うちの魚雷スタッフが電の体が恋しいってるせーのよwwじゃよろしく頼むわw』 とのコメントが入り、総督が 総督『マジっすか!?ww電って先輩の所の女だったんスか!?マジすんませんw食っちゃいましたw でもあいつガバガバで丁度要らねーわっ思ってた時だったんスよw なんか最近あいつ、『付き合ってほしいのです☆』とか言い出してちょっとウザくなってたんすよね~w でいっつも『ゴムだけは付けて欲しいのです…赤ちゃん出来ちゃうのです…下ろしたくないのです…』とか言うッスよ? テメーは毎日危険日かっつーのwwマジ困ってたんッスよww いや~マジ助かったっスww返却しますんで 今度運営には内緒で非公式模擬演習訓練よろしくッスw 場所はいつもの代々木公園の近くのクラブ〇〇〇ッスね? 今回は自分が電食ったお詫びに会場とDJ用意して置くんでW』 そして翌週、仕組まれた非公式模擬演習が行われたのであった… しかし、当日提督と敵提督は参加せず、代わりに代行の提督が派遣されてきた。 …それはこれから起こる参事を誰かが通報して、警察ガサ入れが来ても、自分らには飛び火しない様に用意した 彼らの替え玉だった。 提督の命令で、いつもの倍の自給を貰い、模擬戦と言う名のクラブイベントに出演…もとい出撃する ぜかまし、那珂ちゃん、赤木ねぇたま、電たんの四人でいつもどうり出撃したが、そこは何時もの戦闘会場ではなく、 人ごみが行きかう渋谷…行き違う歩行者達の生暖かい視線を感じながらも、彼女たちは指定された場所に就いた… 299 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 47 26.84 (p)ID Fc+CvhM0(20) しかし…そこは艦コレイベントには似つかわしくない、一軒のクラブだった…。 外には『本日貸切』の看板が…、中に入ると、薄暗い店内にはオシャレなバーに20代前半と思われる男のバイトが数名、提督が呼んだと言う大学の艦コレサークルの男と、 股の緩そうな女子大生、怪しい雰囲気の黒服の男が大勢いて、異様な雰囲気を放っていた… 何か不穏な空気を感じつつも、4人は店内を傷つけないようにと提督から渡されたふわふわのスポンジ製の弾を装填し、模擬戦を開始する… しかし、敵のターンになった時それは起こった…。 敵艦ムスの背後に設置されていた暗幕から、待機していた敵魚雷(魚雷のマスクを被った上半身裸、下は黒タイツのムキムキマッチョ男(全員30代後半、会社員だが趣味で艦コレ活動に参加)以下『魚』)20人が放たれる。 ギャラリーの笑い声と、DJが流すノリの良い音楽に、おびえる4人の艦ムス達の悲鳴はかき消されていった…。 (この時流れた音楽♪江頭2:50のテーマでもある、♪布袋寅泰『スリル』♪) そして、なぜか魚雷アニキたちに集中的に狙われる電たん…!! 恐怖の顔で逃げる電たん(以下『電』)…でも 転んで… 追いつかれて… 電『ふえぇぇぇ!?まさか…!!お兄ちゃんたちはっ…!!え?…なんで!? 何でここにいるのです!? まっまさか……いやぁ…!!こないでぇ!もう…もう嫌なのですっ!! あそこには…あそこだけには…帰りたくない…帰りたくないのです!!離すのですっ!! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!はなしてぇぇぇぇえぇっ!!!』 ただ事では無いと感じ、電を助けに行く三人。 しかし、今回の出撃は実践では無くあくまでも非公式な模擬演習。ふわふわのスポンジ弾しか装備していなかった、非力な艦ムス達に マッチョな敵魚雷アニキを留められる筈もなく、あっけなく捕まり縛り上げられる ぜかまし、那珂ちゃん、赤木ねぇたま、の3人。 そんな中、魚雷アニキたちに追われ、転んで動けなくなった電たんは、 魚雷アニキたちに数人で羽交い絞めにされ、 後ろの戦艦コスを乱暴に剥ぎ取られると、服や下着を無慈悲に破かれ、電マをクリトリスに押し付けられ、極太ヴァイヴで犯され始める。 電『えっ!?こんな所で!?やらぁ!!みんな見てるのです!!いやなのですっ!!やめるのですっ!!』 と言いながら大洪水の電たん。そして大の大人の腕位の大きさのバイブをぬるりとマ〇ンコに加えこむ… それを見て赤面している3人に、魚雷アニキの一人がDJ用のマイクを手に取り、敵総督や自分たちと電たんとの関係を DJの音楽に合わせ語りだす… 300 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 48 21.56 (p)ID Fc+CvhM0(20) その概要は ・実は電たんは赤ちゃんポストに捨てられ、3歳まで児童保護施設で育った事。 ・敵の提督(当時20代未婚ロリコン癖)が施設へ多額の資金を融資する条件で3歳の電たんを実質買い取った事。 ・その後すぐ(3歳1か月の時)から性的な訓練と改造をされ始めたこと。 ・敵提督が『電マ』攻めが大好きにだった為、名前を『電マ(読み方を「でんマ」→「いなずマ」』に変えた事。 ・5歳で部隊全員の魚雷アニキ(当時全員20代前半、提督の大学の後輩)の相手もしていた事。 ・12歳での出産経験や多くの中絶経験が有る事等を暴露する。 そして、その証拠にと幼少期から性器の拡張開発をされてきたイヤラシイ体を他の艦ムスや多くのギャラリーに見せつけるアニキ…!! M次開脚した電たんに3人は悲鳴を上げたが、会場はから湧き上がる歓声と、カメラ小僧のシャッター音で彼女たちの声はかき消されていく…。 …しかし、電たんの体は見世物にふさわしいモノだった… ぜかまし、那珂ちゃん、赤木ねぇたまの3人が見たモノとは… …電たんの子供らしい顔と声に似つかわしくない、巨大なバイブをくわえ込むとろっとろアソコからはみ出る黒ずんだ大きな具、そして巨大な勃起したクリトリス。 …体の割には大きな胸、そして大きな乳輪とあずき色の乳首。 …お腹には立てに真っ直ぐ伸びる帝王切開の後。 …そして赤面し目を両手で隠しすすり泣く電たんの顔。 魚『おい、お前ら見てみろよこのクリWW最初は普通の大きさのクリだったんだが、ガキの時から起きてる時は俺らが常にクリいじってたんだぜW 3歳の時には自分でいじるようになってなぁW 一人でいる時はいつもオナってたよなぁW 寝てる時もクリ吸引機付けさせてたらこのでかさになったんだよW ガチのド変態なんだぜこいつはよ!!』 更に兄貴はいかずちたんのマンコからバイブを抜き取ると静かに両こぶしをマンコに突っ込み… 魚『見えてるかぁ!? コイツ15なのに腕が2本もマ〇コに入るんだぜ? コイツはなぁ、3歳の時からおもちゃ使ってマ〇コ広げてんのよ。たしか4歳で大人用のヴァイヴ入れられてヨガってたかなぁ? 12でガキ作った後は見ての通りガバガバよW』 そこで弱弱しく答える電たん… 電『うぅっ みんな…みないで…みないでなのです…』 301 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 49 11.54 (p)ID Fc+CvhM0(20) そんな中、嫌がりながらも 無茶苦茶にされた以前の体験を思い出しさらにぬれる電たん その反応を見逃さず攻めまくる魚雷アニキ…!! そして魚雷アニキたちは 電たんがスパイとして今の艦隊に送られたという無い罪を電たんに自白させる…。 電『もうら、らめぇっみんな…みんなが…お友達が、みてるよぅっ…っんひぃ!!』 魚『おい、お友達だってえ!?お前内通してたんだよなぁ? ああ? これから一緒にお家に帰るんだよなぁ? あああ!? もっと激しくかき回すぞゴルァ!? 白状しねぇと昔みたいに2日間寝かさずに犯し続けるぞ!? あぁぁ!?』 電『そんなこと…なぃ…よぅ!そんなこと…してな…… うわぁぁっいぁ…やらぁっ! そっそこっやっっ!! わかりまひたぁ したのぉ!! ないつうぅしたらのぉぉおぉっ!! いやぁっいやぁあ だからぁやめてぇぇぇぇぇぇ んひぃぃぃぃぃぃぃぃ!』 魚『ゴルァ! てめぇ言葉の最後に『なのです』と言えと言っただろおがぁあぁ!! ズボズボ激しくすんぞゴルァ!! てめぇの娘も同罪だぞ! 今日は二人とも寝かせねぇからなぁ 解ってんのか!? ゴルァ!!』 電『っひぐぅ!! わかっらからぁぁぁあ やめへぇえなのぉでしゅぅぅ!!』 ……本当は性的虐待をする提督の家で12歳で長女を出産、虐待の対象が娘(現在3歳)に移り、無理やり娘と気離された電たんは14歳で都内で一人住まいをする事になる。 生まれて初めて自由になった電たんが、生まれて初めて自分でやりたいと思った事。それが現在バイトでやっている艦コレへの参加だった…。 そこで生まれて初めての友達が出来たのだった…。楽しい艦隊バイトで職場の仲間を裏切るなんて事はこれまで微塵も考えた事が無かった。 今はちょっと自信のない顔をしていて、仕事終わりに”エッチの時だけは優しい提督”とのエッチが楽しみでオナニー中毒ですなおな普通の15歳…。 それが電たんだった…。 しかし、縛られたぜかまし、なかちゃん、あかぎねぇたまの前に居るのはもはや みんなの知っている電たんでは無く淫乱でイヤラシイ一匹の裏切り者のメスだった 302 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 51 06.45 (p)ID Fc+CvhM0(20) そんな中、なかちゃんが大げさに 那珂『電ちゃんさいてぇ!電ちゃん不潔よっ!!』 わざとらしく、大げさに騒ぎ出す…。 腰が抜け、縛られたまま壁に寄りかかり涙目で震えながらうつむくぜかましとあかぎねぇ、軽蔑の視線と言葉をおくるなかちゃんの姿を見て、 皆の仲間に戻れない事を悟った電たんは、精神が半壊してしまい、絶望と快感で顔をくちゃくちゃにしながらただただ泣くだけだった…。 そんな電たんを敵魚雷アニキは犯し続けた。時間が立つにつれ、クラブ内には電たんは何時ものカワイイ声ではなく、女としての電のいやらしい声が響く様になっていった… どれだけ時間がたっただろう……腰が抜け、泣きながらうつむく、ぜかまし、なかちゃん、あかぎねぇたまの3人の両脇を奥から出てきた黒服の屈強な男たちが持ち抱え、 外に連れて出し、表に用意されていた黒い車(日産:NV350キャラバン)にかつぎ込みむと、自分たちも乗り込みそのまま本拠地へと三人を送り届けた… その道中、この一人の黒服の男が一部始終の動画を撮ったSDカードを取り出し、起こった出来事を提督に報告するように伝えると、それを那珂ちゃんに渡した。 ぜかまし、なかちゃん、あかぎねぇたまの3人は、提督が本拠地として使っている親から買ってもらった都内某所にある高級マンションの玄関フロアー下ろされ、黒服の男はインターホンで提督を呼び出すと そのまま車に乗りどこかに消えた。 帰りが遅く心配し、待機していた子の日や金剛に肩を借り、やっとたどり着いた部屋で倒れこむ三人…。 恐怖とショックで提督の部屋に備え付けの布団に包まり泣き続けるぜかまし、 ソファーに崩れ落ちる様に座り、目に涙を浮かべ小刻みに震え吐き気を訴える赤木ねぇ、 取り乱す那珂ちゃん 唯一、会話ができる状態だった那珂ちゃんが、事の一部始終を話す。 そしてカワイイ艦ムス達のまえでSDカードに入った動画ファイルを、備え付けのウーハが効いた大型テレビで流す提督。 それを見てショックを受ける艦ムス達… クラブでの出来事を思い出し『うぁぁぁぁあぁっ!』と奇声を上げ、号泣する ぜかまし 。 精神的ショックにトドメを刺され、ソファーのクッションに顔をうずめたまま小動物の様に震える 赤木ねぇ 。 『なに?なにこれぇ…ひどいよぉ…うわぁ… はぁ、はぁ。』と言いながら、どうしていいか解らずオロオロするも、画面に目が釘づけで赤面し、 おまたを濡らすという生理的反応をし、更には床オナニーしちゃう那珂ちゃんより若干足りない子、 ゴウヤ 。 いつものあのわざとらしい作りキャラがすっかり抜け、真顔でポケットからそっとタバコ(マルボロ)を取り出し火をつけ、タバコをふかせながら、 眉間にシワを寄せ、私物のポーチから出した缶コーヒー(BOSSのブラック無糖)を飲みながら 『……若いわー……』と言って、深いため息をつき、遠くを見つめ、過ぎ去った日を思い起こす 子の日様 。 (この時、子の日様のバックに流れるBGM♪平原綾香『明日』♪) 艦隊からの脱退を決意し、動画が流れている間、艦コレ本部へメールをし、派遣(ドロップ)先確保に動き出す金剛四姉妹。 303 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 51 49.28 (p)ID Fc+CvhM0(20) 提督と敵提督の仕組んだ事で、電たんを始末する為の作戦だった…しかしオニイ系でチャラオの総督は まるで何も知りませんでしたと言わんばかりに、白々しく動画を見ながら。こう言い放った……。 提督『マジか? オイ、マジか? あいつ、どんくさい奴だったけど体だけは最高だったんだがな!! マジねぇわwwてか裏切り者がいなくなって良かったと言えば良かったんじゃね? 電ってさー最近、『付き合ってほしいのです☆』とか言ってしつこかったんだよね~。 俺には那珂っていうマブイ彼女がいるっつーのww電、てめぇは遊びだったんだよwヴァーカ!! マジすっきりしたわ~、なぁ皆もそう思うだろ?思うよなぁ!?』 那珂『なっ何言ってるの!?提督!ちょっとは反省して!?電ちゃんを助けてあげてぇっ!!うっ…うぇぇぇえぇぇん…』 提督『わりぃって、先輩には電を可愛がるように言っとくから、な?那珂泣かないでくれよ…』 泣きながら訴える那珂…それを抱き寄せる提督…この時、弱りきってって精神が全壊し、おそらく重度のPTSDを発症しているであろう ぜかまし 、 赤木ねぇたま 以外の他の艦ムス達は薄々きずいていたのだ… 『ぜったい提督が電ちゃんをはめたんだ!(たぶん那珂ちゃんも共犯)』…と 実は、国内の大手証券会社の創業者一族の息子で長男のボンボンの提督が『艦ムス』活動を行っている理由は『可愛い娘とヤりまくれるから。』 レベル上げやゲームなんざ二の次だった。それが理由で自分の好みの艦ムスのみを数人しか集めなかったのだ。 そうだと解っていても提督に逆らうと本当に何をされるか解らないと言う恐怖から、艦ムスたちは提督に何も言えず、今まではうつむくしかなかった。 しかし、その『恐怖』の出来事が今日、突然、何の前触れもなく起こった…。 本当に、本当に提督の艦隊は最悪だった。普通に出撃する事すらできない。出撃できる条件は『強さ』ではなく『提督とのヤった回数』だった。 出撃できないと言う事はバイト代に直結する為、生活の掛っている艦ムスは必至だった。 家の借金を返済したいあかぎねぇたまなどは提督に進んで体を差し出して、家庭に迷惑を掛けまいと提督宅で一日一食のご飯も一杯食べさせてもらってたし、 ぜかましは両親ともに他界し、兄弟たちを食べさせるために多くの現金を得ようとわざと薄着をして提督にいつでもいじられやすい恰好をわざとしていたのだった…。 逆に加賀さんの様に 加賀『わたし、夫が居ますんで、そういうのは無理です。提督はヤる事しか頭にないのですか?真面目にゲームされ無いんだったら働かれてはいかがですか?』 などと口答えする艦ムス達は自分で止めて行ったか、提督によりお払い箱にされていたのだった…。 しかし、ビッチでヤンデレで頭のズレてる那珂ちゃんだけはは提督と本気で付き合ってた。 …那珂ちゃんは提督を愛していた。提督も少し頭が足りないが見かけは可愛い、常に中出しさせてくれる那珂ちゃんを気に入っていた。 DQNカップルとしてはお似合いの二人だった…。 そう、電たんはリア充DQN達にハメられたのだった。 304 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 54 37.37 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第一章~仕組まれた模擬演習編~のまとめ☆ 提督の田舎のヤンキー先輩である敵提督から模擬演習のお誘いと、 ドロップした電たん返還のメールが届く。 提督も電たんを処分したかったため、 ドロップと言う形で二度と艦隊にもどる気が起きない様に クラブに艦ムス達に電たんの過去を暴露し、電たんの心ズタズタに傷つけた上で 電たんを回収した。 提督は鬱陶しい電たんを処分でき大満足。 那珂ちゃんは女狐を処分で来て内心大喜び。 それでは2章に行きます。 305 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 56 09.83 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第二章~復讐編 電の本気を見るのです☆~ 裏切り者の汚名を着せられた電たんが艦隊から消えた後、艦隊を解散した提督(25)となかちゃん(17)がめでたく出来ちゃった婚で結婚。 提督の艦隊に居た艦ムス達も他の派遣先へとドロップされていった。 それから14年後。提督は艦隊活動を卒業し親のコネで都内某大手商社へ勤務。 那珂ちゃんも年収一千万超えの一流サラリーマンの専業主婦として東京都二子玉川でセレブ暮らしをしていた… これがずっとこの生活が続くと思っていた… そう、一人息子の高校受験の前までは… 異変は息子が都立中学から高校受験をする年、中学三年の春に起こった… 息子はそれまで受けたいと言っていた山手線目白駅の近くにある某有名私立高校を『うけたくない、中卒で働く』と言い出しグレはじめたのだ… 有名商社に勤め、自慢の跡取りが急変した事に激怒する父(元提督)、泣き崩れる母(那珂)。 そんな中、その年の11月1日、息子が『中学卒業したら俺この人と結婚するから』と女性を連れてきた… その女性を見て顔面蒼白&ガクブルの父(元提督)、崩れ落ちる母(那珂)。 そこに立っていたのは、印章は少し変わったが14年前、敵魚雷アニキに車で連れ去られた電たんだった…。 14年前、電たんはあの後、都内某所に有る敵総督の家に連れ去られ、3歳になる娘と一緒にねちっこいプレイをされながら、 提督がメール添付で送ってきた、ビデオカメラ(提督が部屋に仕掛けた、いつもはハメ撮りをするための高画質カメラ)の映像を見ていた。総督の 『マジか? オイ、マジか? あいつ、どんくさい奴だったけど体だけは最高だったんだがな!! マジねぇわwwてか裏切り者がいなくなって良かったと言えば良かったんじゃね? あいつ、『付き合ってほしいのです☆』とか言ってしつこかったんだよね~。 俺には那珂っていうマブイ彼女がいるっつーのww電、てめぇは遊びだったんだよwヴァーカ!! マジすっきりしたわ~、なぁ皆もそう思うだろ?思うよなぁ!?』 と言う発言も聞いていた。 …エッチの時に提督が言ってくれる優しい言葉を信じていた素直で単純な電たんは、この時初めて提督の本音を知った。 306 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 57 32.95 (p)ID Fc+CvhM0(20) そして、やっと…、やっと、生まれて初めて出来た『仲間』と、帰る場所を失った電たんの精神はついに大破。 それから敵提督と魚雷アニキ達はまるで死んだ魚の目のになった虚ろな電ちゃんの体を飽きるまで凌辱し、その後は電たんを21歳で吉原に売り飛ばしたのだった…。 しかし、持ち前の可愛さと、『なのです☆』言葉を使うキャラを生かし、驚異的な指名率を誇った電たんは 30才前に自由の身になった…電たんは頑張った…… そう…あの那珂ちゃんと提督に復讐する為に… そうして息子に近づき、息子を性のトリコにし、家庭を合法的に崩壊させる事にしたのだった… …そしてこれまで有った事を全て三人の前で語る電たん… 提督は足から崩れ落ち、那珂ちゃんは号泣で地面に這いつくばり、息子は泣きながら発狂。 そしていかずちたんは笑いながらその場を去った…。 電『あはははっ やったのです! やってやったのです!! 家庭崩壊!提督撃沈!那珂大破!頑張ったのです!! 電は本気をみせたのです!!』 その年、提督の家庭は崩壊。親の遺産相続で立てた都内某所の立派な一軒家も数年後には競売に出される事となった… 307 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 21 59 26.07 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第二章~復讐編 電の本気を見るのです☆~のまとめ☆ 鬱陶しい電たんを処分する事が出来た提督は、那珂ちゃんと出来ちゃった結婚。 電たんは3歳から14歳まで性的虐待受けていた敵提督の家に連れもどされ、 そこで提督の本心と彼女である那珂ちゃんのことを初めて知ったのだった…。 精神的に不安定になった電たんは、昔の様におもちゃのとして扱われる女の子にもどる。 21歳で吉原に売られるまで、滅茶苦茶に犯された電たんは、提督と那珂ちゃんへの復讐を誓う。 血がにじむような営業と努力で吉原を卒業した電たんは、 ついに提督と那珂ちゃんに復讐を遂げる。彼らの家庭は崩壊した。 短いですがこれで2章はおわりです。 それでは最終章の3章始めます。 309 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 22 00 43.80 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第三章~アフター編 みんなのその後~ その後、提督の息子は高校には進学せず、柄の悪い連中とつるむ様になり、 親名義のキャッシュカード(プラチナカード)を盗み、新宿、六本木で17の時から豪遊。 親にばれ、カードを留められてからはマコムやプロミヌ、マイフルなどのサラ金から金を借りるようになり、 実家の資産を食いつぶしてしまう。 ハタチの時渋谷の某クラブで覚せい剤を打っているのを警察に現行犯逮捕。取り調べの際 『好きでやっているんじゃないんだ!! 奴が…あいつが来るんです!これをしないと不安で堪らないんだ!!助けてくれぇ!!』 と言ったという。 ドラック逮捕者専用の刑務所にて現在服役中。 元提督は息子の変貌ぶりに精神を病むようになり、勤めていた某大手商社を自己都合により退職。 その後、精神科への通院に使用している京王井の頭線で、股が緩そうな女子大生に 『この人、痴漢ですっ!!』と虚偽の告発をされ、現行犯逮捕。 無実の罪で服役し8月に出所する。 提督はその年の12月、代々木公園で、段ボールにくるまって凍死しているのを通行人に発見される。 生前彼は家の中で 元提督『赤いのが…!ほら、そこに…!!来るなっ…!俺は悪くないんだ…!!』 と意味不明のうわ言を言い続けていたと言う。 那珂ちゃんは、夫の失業後、夫宅の遺産で生活を切り盛りしていたが、ドラ息子の悪行により、 資産もなくなり、更には息子がマコムやプロミヌ、マイフル等の街金かで作った借金の取り立てに怯え、次第にひきこもるようになる。 しかし、借金のかたに家を取られてからは、東京を離れ神奈川郊外のボロくて安いアパートに一人で住むようになる。 コンビニバイトをしていたが、続かず、30過ぎで風俗の姫デビュー。 神奈川県横浜市中区桜木町に有る某安マッサージ店で働いていたが、まるで別人の様になってしまった… 『戦艦のアイドル!那珂ちゃんだよ~!!』と言っていたあのころの面影はもうどこにも無かった。 ただただ疲れ切った顔をして、白髪の混じったお団子ヘアーの那珂ちゃんがそこに居るだけだった…。 そして、半年前から通っているメンタルクリニックで 那珂『最近赤いのが来るんです…気が付いたら視界の隅に…ほら! 今先生の後ろを…!! うわぁぁぁぁぁ!!』 と叫びながら暴れ、医師を負傷させた為、某国立精神病院へ強制入院となった。 しかし、医師と看護師の目を盗み屋上からヒモ無しバンジーをし、帰らぬ人になってしまう…。 310 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 22 01 42.62 (p)ID Fc+CvhM0(20) 敵総督は親の後を継ぎ、大企業の社長になった。 親の代より兼ねて闇社会とのつながりを指摘されていたが 世襲である彼もまた、その『遺産』を受け継いだようだ… しかしそれも長くは続かなかった、不摂生な生活をしていたせいもあり、癌となったのだ しかも発見が遅れたため、発見時には既に末期状態だったと言う… 寝たきりとなった敵総督は会社を弟に託して引退し、療養を続けて居たが今年の初め死亡した。 生前病室で毎日深夜ナースコールを押し、 敵総督『赤いのが…赤い奴がくるっ…奴が夜になるとくるんだ! 俺を一人にせんでくれぇ!頼む!!』 とうわごとのようにしゃべっていたと言う。 敵魚雷アニキたちは、覚醒時代から『同好会』と言う形で敵総督の艦コレ活動に参加していたロリコンどもだったが、その実態は 昼間は真面目に働くサラリーマンだった。試合のある日のみ、魚雷に変装し人間将棋の様に人の駒としてゲームへ参加し汗を流しす事を楽しみ、 夜には打ち上げも兼ねて敵提督の監禁している幼女を楽しむと言う鬼畜どもだった。 彼らの大半は同じ某有名大手電気機器製造業メーカーに勤める営業マンだった為、時間を合わせて艦コレに参加する事が可能だったのだ。 しかし、それが災いした。 彼らの会社では年に一回慰安旅行が有り、バスをチャーターして遠出をしていたがそのバスが高速道路の縁石に激突し横転してしまう。 多くの死傷者を出したが、不思議な事に亡くなったのは敵総督の艦コレに参加した社員のみだった。 運転手の供述によると、濃霧の中、高速道路に立つ赤い服を着た女性がおり、それをよける為ハンドルを切ったら縁石に激突し横転したという。 それ以外の会社や自営業をしていた魚雷アニキたちも、不慮の事故や経営不振による自殺など、誰一人生き残った者はいない。 皆一様に死ぬ前に『アイツ』を見たという。 311 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 22 02 26.45 (p)ID Fc+CvhM0(20) 電たんの長女(文月?本当の名前は電しか知らない)は11歳の初産の時に死亡、元々、生まれてから戸籍登録もなく、医者も秘密を守るロリコン医者による無保険診療だった為、 何の個人データも持ち合わせていなかった…名前すらも… 遺体は魚雷アニキの一人が務める火葬場で火葬。彼女が生きていた証の小さな骨壺は墓地の納骨堂に無縁仏として入れることとなった。 電たんの長女の長女は、2歳から毎日エッチ三昧。お外に出してもらえず、 お勉強も絵本の代わりにエロ同人を渡され、エッチの事しか知らない幼女セクサロイドに。 敵総督たちがいかずちたんや、いかずちたんの娘で得た幼女開発テクニックにより、 強力吸引ポンプでクリトリス調教されたり、マンコやアナルには何でも楽々入る体に改造されたのだった…。 しかし、敵提督の死亡後、児童養護施設に預けられることとなり今は『りゅうじょう』ちゃんと呼ばれているらしい。 龍驤ちゃんは現在、その施設の職員さんの相手をするのを夜な夜な楽しんでいるという…。 しかし、そんなお盛んな龍驤ちゃんが最近、妙な事を言うようになったのだ。 夕方、龍驤ちゃんはたまに施設の二階から窓ガラスの外を見て、 龍驤『ねぇほら!あの赤い人お洋服のおねえちゃんなんよ!あのおねぇちゃんがりゅうじょうを守ってくれるんや!』 と職員たちに楽しそうに言うのだ…。 児童養護施設の龍驤ちゃん担当女性ケースワーカーは、度重なる性的虐待のストレスで幻覚を見ているのだろうと思っていたが、 最近施設で奇妙な事が起こるようになった事も気になっていた… 他の児童が廊下で『赤い女の人がたまにいるんだよ?』と言っていることだ… そんな中、たまたま夜勤明けのケースワーカーの彼女は目にしてしまったのだ… 龍驤ちゃんの見つめる先に、薄い茶色のざんばら髪をピンクの髪留めで止めた、腐った魚の様な目を見開いて斜め上を見つめる、顎がゆがんだ赤い服の女性を… ?『あはぁ…!あは、あはははっあはははっあはははははははははあははははははは!!!!!!』 とその赤い服の女は耳に残る不気味な声で笑っていた。彼女は腰を抜かしたが、龍驤ちゃんは楽しそうに話しかけてきた 龍驤『これがね、”い…ずま”おねぇちゃんなんよ、すっごくつよいんやで~☆』 名前だけが良く聞き取れなかったがその女から目をそらし戻した時には女はすでに消えていた。 彼女それを仲間に話すと『疲れてるのよW』と言う話になり彼女自身もそうだと思い帰宅する事にした… しかし、彼女がその事について二度と語る事は無かった…帰宅途中、居眠り運転車両と接触事故を起こし帰らぬ人となったからだ。 312 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 22 04 19.66 (p)ID Fc+CvhM0(20) 電たんはどこにいったのだろうか…? 正直な所、電たんの詳しい消息は最近まで分かっていなかった。ただ、唯一解っていたのは提督の家に乗り込んだその次の日に 静岡方面へ向かう彼女の愛車とそのナンバープレート。そしてその運転手が高速道路の監視カメラに映っていたという事実だけだった。 その時運転手が身に着けていた服は、電たんが、吉原で愛用していた艦コレ活動で着ていたセーラー服に似た赤いドレスだった…。 数年後、ふざけて樹海を探索する4人の地元の大学生グループが樹海のけもの道の先で一台の赤い車を発見した。 車は車両で入れるギリギリの所で発見され、そこに至るまでの悪路で車体は傷つきL外部は塗装が所々剥げ、苔むしてはいたが、窓はしまって居た為、車内に私物と車検書がそのまま残っていた。 キーは付いたままでドアを開ける事が出来た為、彼らは中を見ることにした。 中にはボロボロの車検書と電たんが吉原の仕事でよく使っていた赤い服、そして有効期限の切れた免許証がこの車が電の物である事を物語っていた…。 しかし、若者はその車検書の近くで妙な物を見つける。長い年月と雨漏りの水で腐食しボロボロの1冊のノートだったが、かろうじて読める所はあった。 内容からどうやら、数年書き込むタイプの日記調の様だった。そこには女の子らしい可愛い字で何やら書いてあった。 (以下…は腐食により判読不能な部分) ????・11・2 『……………………た!これで……………(判読不能)…………………よ。明日…海に行って、自…するんだ………………………………………(判読不能)…………………………………………っとさよならできる。』 …所々読み取れる文章から意味不明で。日記は20××年11月2日で終わっていた。 若者はそれが何かは解らなかったが、生理的に嫌な物を感じ、手を放してしまった。 車内に残された物で持ち主が女性だったと想像できた為、好奇心も有り、若者たちは念の為車の周りを調べる事にした… 車の置いてある場所から20メートルほど進んだ時だった。前方に防空壕の様な窪みが有り、その奥に白い物が見えた… それは赤い服を着たまま亡くなった女性者と思われる白骨化した亡骸だった。 白骨化していたが、明るい茶色の髪の束と、ピンクの髪留めが下あごの骨がズレた頭蓋骨の横に固まってそのまま残っていた。 そして遺体の上には、電たんが艦コレに楽しく参戦していた頃に来ていた可愛いセーラー服のデザインに良く似た色あせて苔むした赤いコート… 穴の周りには彼女のお気に入りであったであろう女の子らしい、ちっちゃくて可愛い小物やアクセサリー類、精神科で処方される強力な睡眠薬の他、 注射機や白い粉の様な物が入ったビニールの小袋等が、女性用の可愛いバッグから出て散らばっていた。 彼女が生前精神を病みドラックに手を出していたことが伺わせていた。 その後、手を合わせ110番で通報し現在地を手持ちのGPSで知らせる若者たち。 警察が到着し、事情を聴かれる4人、その時樹海を駆け抜ける風に乗って、木々の擦れる音と一緒に女性の声が聞こえてきた。 木々の音 『ザーー…ザザーーー……ザーーーー……ザーーーーーー………ザーーーー―……ザー……』 ???? 『………な………………の……………で………………す…………………………………………』 そこにいる警官、大学生全員が確かにその擦れるような弱弱しい声を聞いたのだった。 明るくはなかったが優しい声だった… 彼らは、全員で変わり果てた彼女に手を合わせ、顔も解らない彼女の冥福を祈る事しかできなかった… 313 :なのです☆ :sage :2013/10/29(火) 22 05 24.44 (p)ID Fc+CvhM0(20) 第三章~アフター編 みんなのその後~のまとめ☆ その後みんなはどうなったのかの解説☆ 詳しい事は文章を読んでね☆ 提督と那珂ちゃんの息子 …精神的に不安定となり、ドラックに手をだし逮捕。日常的にみる幻覚から逃れるためにドラックをしていたと供述している。 現在服役中。 元提督 …精神が不安的となり、仕事を退職。 自責の念からか幻覚を見るようになり、 最終的に代々木公園にて行き倒れる。 警察の司法解剖の結果凍死との事だった。 那珂ちゃん …息子がてを付け慣れないほど荒れ、夫も無くし精神的に不安定となる。 全ての資産を失い、生活の為に風俗嬢をするが心的ストレスからか、幻覚を見る様になり他者に危害を加える様になったため 国立精神病院に強制入院させられるが、屋上から飛び降り帰らぬ人となる。 敵提督 …実家の遺産を引き継ぎ何不自由ない生活を行っていたが、不摂生な生活の末、末期癌に侵され亡くなる。 強い抗がん剤を服用していたせいか幻覚を見るようになり亡くなる前は極度に怯えるようになっていた。 敵魚雷アニキ …彼らの大半は同じ職場で真面目に働くサラリーマンだった。 しかし、同じ職場であったため、慰安旅行のバスアーにて、ツアーバス会社の運転手が起こした事故により 全員帰らぬ人となった。その他、電にかかわった全ての魚雷アニキは何らかの形で亡くなったと言う。 いかずちたんの長女(戸籍登録されておらず名前も無い) …12歳で誰の子供か解らない女児を出産。初産で有った事と、出産時の年齢が低すぎた事も有り母体に負荷が掛り過ぎて死亡してしまう。 遺体は当時魚雷アニキの一人が務める火葬場にて火葬され、無縁仏に葬られる。 龍驤ちゃん(雷たんの長女の子供) …敵提督の執拗な性的虐待を受け、ド変態に育つ。 敵提督の死後、電に関係する人物が次々に死亡した為、身元引受人に名乗りを挙げる者がおらず、児童養護施設へ入る。 空中を見つめ”何か”と一緒に、子供の良くする一人遊びをしていたが、 ケースワーカーがその”何か”目撃するも、ケースワーカ―が死亡した為、その正体は不明。 いかずちたん …提督と那珂ちゃんの家庭を崩壊させた次の日、高速道路の監視カメラに静岡方面へと向かっているのを目撃された後 行方不明に。 その後遺体と所持品や車、遺書らしきものが発見されるがその状況から、提督と那珂ちゃんに報復した翌日には 睡眠薬や安定剤、違法ドラック等の薬物の多量接種によりオバードース(急性中毒)となり、冬、誰も居ない樹海で動けなくなり凍死をしたと思われる。 (既に白骨化していたため何を摂取したか等の詳しい事は不明) 第一発見者や警察官ら全員が遺体の周辺で女性の声を聴いたと言う。 THE END
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前回の話 南洋の夜空は無数の星の瞬きと青白いほど美しい三日月が暑さを忘れさせるほ ど美しい。 海を渡る風は昼の熱波とは反対に爽やかに涼気を運んでくる。 火照った顔に海風が心地よい。 古いホテルを改修したこの鎮守府にはバルコニーや立派な厨房、果てはプール までついている。 提督執務室はかつてのスイートルームを改装したものらしく、バルコニーが併 設されていた。 古いテーブルの上には本土から遥々やってきた純米酒”那智の滝”。 クリスタルのグラスに注がれた酒が満点の星を映して煌く。 満天下の酒宴。 男と女、二人きり…。 テーブルに肩肘をついて那智はグラスを乾した。 サイドポニーに纏めた黒髪から除く怜悧な顔に朱が射している。 ほぅ、と酒気を帯びた息を吐き出しテーブルの向こうに座る提督に熱っぽい視 線を向ける。 「うむ、やはり及び腰の射撃は駄目だな」 「20.3サンチ砲の散布界、遠距離では厳しいか…」 「そうだ。やはり肉薄攻撃が一番敵に打撃を与えられる」 「いや、それは損害が大きい。航空先制で敵の行足を止めるのが先決だ」 幻想的な夜景には全くそぐわない生臭いというか現実というか、そんな会話が テーブルの上を行きかっていた。 生真面目に返答をする提督の顔はさして酔いは見られない。 夕刻から飲み始めて既に数時間。 一升瓶は既にカラに近い。そのほとんどは那智の体内に消えていったのだが。 しばらく給仕を兼ねて妙高も同席していたのだが、『今日は布団で寝たい』と 一言残してフラフラと自室へと帰って行った。 その後もミリタリー知識爆発で那智は戦術論を提督に吹っかけ続けている。 「93式酸素魚雷の過早爆発も改善しなければ-」 「…那智、そろそろ世もふけた。お開きにしないか?」 珍しく酔いのまわっている那智に提督はやんわりとストップをかけた。 「らりを言う。まだまだ艦隊について話さねばならん」 「それは作戦会議でもできるだろ?今日はもう休みなさい」 席を立った提督は優しく諭して那智の肩に手を置いた。 「……や」 那智は俯いたまま呟いた。 解けばかなりの長髪であるサイドポニーに隠れて表情は見えない。 「ん?どうした那智」 提督は腰を折って顔を覗き込む。 視界の中で那智の顔が急速に近づく。 「んっ、ちゅっ……」 唇に柔らかな感触が触れた。 「ん?んんっ!……那智どうした」 不意打ちのキス。 重なり合うだけの稚拙な接吻。 だが、奇襲を成功させた重巡娘は、とても勝者とは思えない顔をしていた。 伏せた目、下がった眉、今にも泣きだしそうな口元。 寂しげに俯く顔は主人を見送る子犬のように弱弱しげだった。 酒気と羞恥で頬を限界まで赤くしながら那智はか細い声で哭いた。 「…行っちゃやだ。ここにいて」 ワイシャツの裾を掴み涙目で見上げる那智にいつもの怜悧な戦術家の面影はな い。 「どうした?」 片膝をついて那智の目線に自分の目線を合わせる。 しかし、端正な美貌は視線を逃げるように横を向く。 そっと那智の頭に手をやりことさら優しく問う。 「何かあったのか?」 「………」 しばらくの沈黙の後、那智は提督の胸におずおずと縋り付いた。 突然の、というよりも普段の那智からは想像もできない行動に提督は驚きつつ もそっと抱きしめる。 抱きとめながらゆっくりと頭を撫で続ける。 しばらくして那智は口を開いた。 「わ、私には戦の話しか、ない。その……貴様と対等に話せることが」 相変わらず顔は胸につけたまま那智は続ける。 「青葉のように豊富な話題も無く、第六駆逐隊のように無邪気に話すことも出 来ない」 那智の声は照れるように、拗ねるように、甘えるように聞こえた。 「……一緒に居たい。戦場で指揮される艦船としてではなく、私個人として」 那智は顔を上げた。 涼しげな瞳は普段の冷静な輝きとは違う輝きを湛えている。 彼女の奥にあった感情を直線的に語っている。 「貴様が、司令が……あなたが好き」 -言ってしまった。 那智の頭の中は空っぽでいて尚且つ混乱していた。 -好きだ、 -ダメだ私たちは軍人だ軍艦だ、 -でも……… 顔を限界まで赤面させて那智は言葉を続けた。 「だ、だから、その、足柄のマネをして、その、みようかと」 「不器用だな」 「な、何だ、んっ、んんん」 苦笑した顔で提督は言って、那智の抗議を唇で塞いだ。 「ん、ふぅ、はあ……貴様も不器用ではないか」 「そうだな……那智、いいのか」 紅潮した頬の朱は戦闘の時の朱ではない。 熱病に浮かされたように震える唇も潤んで全てを差し出すような瞳も彼女らし くは無かった。 だが、本当の彼女の姿がそこにあった。 「ああ。私を愛してくれ……」 「んっんんんん、お、大きぃ、うあっ」 嬌声が提督の寝室に響いた。 自分が思ったより大きな声をあげてしまって那智は顔を真っ赤にした。 -思ってたよりきつい、 とても結合部は見られないが、自分の秘所が限界近く広がって男を迎えていることはわかる。 真っ白いシーツに広がった黒髪が乱れる。 細く長い手足、柳のような細腰、丸みを帯びたてはいるが引き締まった臀部。 仰向けになっても崩れない双球が腰の律動と同時に跳ねる。 提督の眼下にある裸身は月明かりに照らされて、神秘的でさえある。 戦場で冷静に果断に判断を下す怜悧な姿とはまた違う情熱的な那智の痴態に興奮が高まる。 「あっあっあっあっ、あぅんっ、そこ、いいっ」 限界まで硬度を増した肉槍が那智の奥を突く。 熱いぬかるみが硬い肉にかき回されるたび那智の口から嬌声が漏れる。 「んんんっ、くぅっ、ふあぁぁぁぁぁぁっ」 カリ首が膣の上側を奥から入り口の裏側に引っ搔くと那智はひときわ大きな快感を吐息とともに吐き出した。 「そこっ、すご、いっ!!」 「はあはあはあ、ここか?……どうだっ」 提督は那智の足首を掴みV字に足を股を開く。 同時に自身の腰と那智の腰を密着させ奥を抉るように腰を細かに打ち付ける。 クチュクチュと捏ねる様な水音が結合部から漏れる。 互いの陰毛が擦れあい陰嚢が那智の蟻の門渡りを叩く。 快楽のツボを細かくペニスで擦られて那智はよがり哭く。 「それっ、だ。あふあぁぁぁ、提督ぅっ、ダメだ、イって、しまうっ」 「イッていいよ……んっ、んっ、んっ」 殊更にグリグリと快感のスポットを擦る。 「ひあっ、ダメ、だ、イクぅ、イクイクっ、んんんン~」 那智が右手の人差し指を噛み絶頂に伴う嬌声を押し殺す。 背が弓なりになり体がガクガクと震える。 狭い肉洞の襞一枚一枚が絡むように陰茎を食い締める。 強烈な刺激に耐え、提督は那智の足を下した。 繋がったまま那智の背に手を回して抱きしめる。 そっとキスをすると穏やかに那智が反応を返す。 そのまま緩やかにバードキスを暫く続ける。 「ちゅっ、ちゅ、んちゅっ……司令」 「ん?どうした」 「中で、まだ硬い……」 蕩けた瞳で那智は甘えるように言った。 「イッて、出して欲しい……あなたが欲しい」 「わかった……いくぞ」 那智の体ごと持ち上げ対面座位の姿勢になる。 「うあっ、あはぁぁぁんぅぅ、ふ、深ぃっ」 より深く肉棒が那智の中に刺さる。 抱きしめた那智の体温を全身で感じながら提督は那智を突き上げる。 「那智……熱っ、くっ」 「んあぁぁぁぁぁっ、すごいっ、いいっ」 普段はサイドポニーで纏めている豊かな黒髪を振り乱して那智は悶える。 冷静で物事に動じない那智が、自身の腰の動きに為すがまま翻弄されている。 快感に溺れ、素直に感情を吐露している。 「んっ、那智は、可愛いな」思わずニヤリとしながら耳元で呟いてしまう。 耳朶まで真っ赤に染めた那智が赤子がいやいやとするように首を揺する。 「か、かわいく、なんか、ないっ、だめ、だめだってぇ」 「そんなこと、ないさ……ホラ」 そう意地悪く笑って目の前で揺れる美乳にキスの雨を降らせる。 「んあっ、ちょっ、ダメェっ、んふぅぅぅっ」 不意打ちに那智の顎が上がる。 吸い付くような滑らかな柔肌の唇に心地よい。 いつの間にか那智の上半身は梅が咲いたかのようにキスマークで彩られる。 「キ、キスマーク、残っちゃうからぁ」 「じゃあ、ここならいいのかな」 「ひゃぁっ、あふぅんっ、ふあぁっ、ダメ、びりびりするぅ」 興奮で硬くしこった桜色の先端に吸い付かれて那智はむせび泣く。 舌先で敏感な突飛を舐り乳房に押し込む。 押し返される感触を舌で楽しみ、唇で桜色の突起のコリコリとした弾力をまた楽しむ。 「や、やあっ、乳首、吸っちゃ、ダメぇ」 チュウチュウと乳首を吸い上げると那智は提督の頭を抱えてよがる。 「はぁぁんぅ、もうらめぇ、気持ちいぃぃ」 ガクガクと体を揺らして那智が脱力する。 そのまま重力に任せて那智を横たえる。 「やっやだぁ、司令、しれぃ、ぎゅって、ぎゅってぇ」 暫く荒い息をついていた那智だが、胸にあった温もりが無くなって急に不安になったのか両手を出して抱擁をねだる。 「司令、きす、きっすして、ん、んちゅ、ちゅぷ、んう」 愛欲全開で己を求める姿に提督の肉棒が硬さを増し、衝動が律動を要求する。 「んっ、はぁはぁ…那智、いくぞ」 辛抱たまらなくなった提督はラストスパートに向けて抽送を始める。 がっちりと腰を抱え、腰を激しく打ち付ける。 「すごっ、すごいっ、つよっ、いぃぃっ、待っ、て」 「くっ、すまん、止められないっ」 那智が眉間に皺を寄せて弱弱しげに乱れる姿が提督の加虐心に火をつける。 -この娘を俺のものにしたい、 -畜生、結局は地位を利用して艦娘達をいいようにしてるだけじゃないか。 相反する感情が心の奥底で渦巻くがそれを上回る原初の欲求が体を支配する。 「あっあっぁっあっあっぁっ、あはぁぁぁんっ」 抽挿と同時に美乳が上下に揺れる。 じゅぶじゅぶと結合部から淫靡な音が漏れる。 未だ硬さを残した膣口が丸く目いっぱいに広がりペニスを食い締める。 充血した陰核が首をもたげ、性器がメスの本能にざわめいている事を示す。 「くっ、那智、出る、よ」 「んんぅっ、だしてぇ、そのままきてぇ」 両足を提督の腰に絡め、那智は息も絶え絶えながら言った。 「あなたを、ちょうだいっ、あなたを刻んでぇっ」 一際強烈にペニスが那智の奥に打ち込まれる。 直後、提督の背筋を電流が走る。 「ぐっ、出るっ!」 「熱っ、熱いっ、出てるぅ、あはぁぁぁん」 那智の最奥に熱い迸りが叩き付けられる。 「いくっイクぅっ、うぅぅっ、あぁぁぁぁぁっ」 剛直の胴震い、膣内を満たしていく熱い生命の元を感じて那智も二度目の絶頂を迎える。 膣壁が陰茎に残った精液を絞り出すように収縮する。 トロリと結合部から白濁が滲み出す。 「はあはあはあ、那智……」 脱力が全身を襲い、提督は倒れこみ那智の胸に顔を埋める。 鼻孔を那智の匂いが満たす。 そっと那智の手が提督の頭を抱く。 暫くして那智が口を開いた。 「……これで、私もあなたのものだ」 そっと顔を上げるとすっかり険の取れた顔の那智がいた。 「心置きなく戦地に行ける……」 すっかり悟りを開いたような那智の物言いに提督は体を起こして那智の顔を覗き込む。 「おい、変な物言いは止せ。まるで-」 「安心しろ」 まるで遺言を残すかのような那智の言葉に抗議の声をあげる提督を那智は微笑みながら遮った。 「沈むつもりは無い。帰ってくる意味がここにできたから」 そう言って提督に甘えるように抱きつく。 「七生報国、何度でも私は死地から帰ってくる。だが、今度報いるのは大八州ではない」 頬を赤らめた那智の顔が提督に近づく。 ちゅっ、と触れる様なキスをすると那智はもじもじと視線を外す。 「だ、大好きなあなたの為に……」 「那智……」 いつも怜悧な艦娘の”娘”の部分を感じて提督は胸がいっぱいになった。 -そうだ。この娘達をこの港に必ず帰って来させるのが俺の仕事なんだ、 世界の海を蹂躙する深海棲艦。 迎え撃つは連合艦隊の魂を受け継ぐ戦乙女、艦娘。 いつ果てるとも無い戦い。 それは戦船として生まれてしまった彼女達の宿命。 ならば、俺が港になろう。 彼女達が喜んで帰ってくる港に。 殊更、にっこりと優しく笑い那智の体を抱きしめる。 暖かな提督の胸に体を預けた娘はやがて安堵の寝息を立て始める。 いつしか男も甘美な眠りに落ちていった。 …… ……… ………… 「ひっ、いやぁぁぁぁぁっ!!!!!」 翌朝、鎮守府を貫く大きな悲鳴で那智は目を覚ました。 寝室の入り口にセミロングボブの艦娘が顔を手で覆って腰を抜かしている。 もっとも指の間から、大きな目を更に大きく見開いて事が見えているのだが。 「んん?羽黒か。ああ、すまん。もう起床時か………うわぁぁぁぁぁ!!!」 今度は那智の声が鎮守府に響いた。 裸の自分。しかも体には乳房を中心に無数のキスマーク。 横には裸の提督。しかも男の生理現象で股間は絶賛自己主張中。 常識的に考えて、他人に、まして姉妹に見せていい姿ではない。 あたふたと布団をかき集め、自分と未だ夢の中の幸せな男のおっ立ったナニを隠しながら那智は声の限り叫んだ。 「見ないで。見ないで!!」
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一仕事後の風呂は格別である。特に徹夜し風呂もろくに入れなかったのだから体にこびり付いた垢やら脂やらが削ぎ落ちるようで極楽だ 念入りに体を洗い何時もより長く湯に浸かる。身体中が解され少し動くとパキパキと関節かなる さあリフレッシュした所で風呂から上がると脱衣場の着替えの上に一枚の紙が。 “司令室に来て下さい 愛宕” 彼女には司令室の掃除を頼んでいたのだが何かあったのだろうか?いや、ならば脱衣場から声をかけるだろうし そう思いながら着替え司令室へ ガチャ 「どうした?何か不具合があったか?」 ちょうど俺に背を向ける愛宕 「提督?これは何ですか?」 ととてつもない良い笑顔を見せながら愛宕はこちらを向く。手には俺が隠し持っていた所謂お宝本… 「提督も男性ですし溜まるんですよね」 何時もは艦隊を明るくする笑顔が怖い。ちなみに私室に隠さなかったのは既に私室とは名ばかりで艦娘達が私物を置いたり無遠慮に出入りするためである 「別に持っている事は咎めてませんし、私室に隠せないのも理解してます。でも」 ゆっくりと俺に近づく愛宕。 「私をおかずにしてくれないの?」「は?」 瞬間抱き寄せられ俺の顔は愛宕のパンパカパーンな胸に埋まる。ムニムニと柔らかく俺の顔に合わせて変化する胸 「はい、そこまで」「わっ!」 ぐっと襟首を掴まれ引き剥がされる。 「どうですか?私のタンク」「いや、その」 恥ずかしながら今日まで女性の胸など触った事などなくしどろもどろになる俺をくすりと笑いながら 「じゃあ、今のをおかずに抜きましょう」 と。 「はぁはぁ…愛宕、愛宕…」「うわぁ、またおっきくなってる」 私室のベットに腰掛けシコシコと愚息を扱く俺を隣で愛宕はマジマジと見つめる。先程の胸の感触と愛宕がオナニーを見ているという事実が一層愚息を勃起させ扱く手を早める 「う、出るっ」 どっぷりと白濁が宙を飛びカーペットを汚す 「ふふふ。提督?気持ちよかった?」「はぁはぁ…」「じゃ、砲撃戦の次は雷撃戦ね」 そういいながら彼女は青い制服を脱ぐ。ブラを付けていない為かその巨大な胸のタンクがたゆんと揺れ…いやたゆんどころの話ではないボリュームだ。 「もう、おっぱいがそんなに気になりますか?」 はっと我に返り視線を下に動かすと股間を覆うパンストが濡れており 「愛宕、まさかノーパン…」「うふふ」 微笑みながら俺をベットにゆっくり倒す 「お掃除最中大変でした。提督の濃い匂いでムラムラしちゃって」 ツーと俺の顎を指でなぞりそのまま口付ける 「んちゅ、はむ…くちゅ…」 たどたどしい俺の舌を好きに絡めつつ愛宕の右手が愚息を触る 「れろ…ふふふ、まだ元気ね」 そういって愚息を扱き始める。細く熱い愛宕の指に扱かれ直ぐに射精しかけるも寸前で止められる 「あ、愛宕ぉ…」「ダメよ提督。自分だけ気持ち良くなっちゃ」 そして愛宕は俺に覆い被さり尻を俺の頭に向ける。胸も去る事ながらこちらもかなりの重量級である 「さあ、私を気持ち良くして?」 パンストの生地越しにひくつく肉穴が目前にあり愛液が滴る。 「はむ…くちゅくちゅ…」「あぁ!良いっ!」 愛宕の嬌声に夢中に肉穴を愛液ごとしゃぶる。愛宕も俺の愚息をその胸に挟みゆっくり擦りながら先端を舐める。 「はあ…くちゅ…じゅるる!」「ひゃあ!提督、吸わないでぇ!」 吸うなとそんな甘い声で言われても止める気もなく更に吸い続ける 「はぁ!あっああん!」 感じながらも彼女も愚息への刺激を忘れてはいない ぷしゃああ!と潮を吹き同時に二回目の射精 「愛宕…」「はい、提督の魚雷を私の魚雷管に…」 ビリビリとパンストを破き露になった性器。 「綺麗だ…」「もう、早く入れて下さい…」 真っ赤になり怒る彼女にキスをしゆっくり愚息を飲み込ませてゆく…つもりだったが余りに気持ち良く一気に奥まで突く ぷちっと破けるような音、そして結合部に新たに流れた生暖かな液… 「お、お前初めてか?」 こくんと更に赤くなりながら頷かれる 「え、今までの余裕は…?」「提督の、為に勉強して…その、下品な女でごめんなさい」 ポロポロと涙を流しながら謝られる 「すまない。俺が不甲斐ないばかりに」「キャっ!」 ギュッと抱きしめる 「愛宕…」「提督…」 ゆっくりと互いの腰が揺れ次第に大きく振れていく パチュパチュと粘液と肉とがぶつかる音が嬌声と共に響く 「あっあん!提督っ奥に奥に!」「愛宕っ中締め付けもっ柔らかくて、出る」 とぴゅるるっと三回目の射精ながら一番大量の精が愛宕の膣に流れた 「ふふふ、今凄く幸せ」「ああ、俺もだ」 抱き合いながらふたりで笑い合う 「私の勉強、凄かったでしょ?」「ああ、最後の方までリードされてたからな」 ギュッっと愛宕が抱きつく 「ぱんぱかぱーん、うふふ」 幸せですと言うと愛宕はゆっくり夢に落ちていった
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「よい風ですね」 「ああ」 時刻はフタサンサンマル。 駆逐艦は寝静まり、大型艦は長い入渠のためにドックで寝静まった。 本日の出撃と執務仕事は終えたが、突如として現れた新たな出撃場所のおかげで ここ最近の執務の忙しさは増す一方だった。 加えてこの鎮守府の提督は決して勤勉と言えるようなタイプではない人間だったこともあり、 資源を倹約するという名目のもと明日は出撃を控えるつもりでいた。 上層部によると今度の出撃場所は一定の期間しか突撃できないとのことだが、 その期間は短くはないようなので、資源倹約という理由に納得してくれた。 数日ぶりに行う鳳翔との2人だけの宴を、夜空にぼんやり輝く三日月が出迎える。 鳳翔の持つ酒瓶や杯と、提督の持つ肴のシシャモをそれぞれ床に置いて縁側に腰掛けた。 もう執務時間外なので提督は帽子を執務室に置いてきており、頭には何も被っていない。 「ああ、全く楽じゃないね。船を仕切る仕事ってのも」 提督がぼやいた。 何気なく放ったそれに鳳翔は反応した。 「すみません。いつも苦労をかけてしまいまして」 「ああいや、それはこっちの台詞というものだよ。 出撃してこの鎮守府や船を守るだけで十分責務は果たせているというのに、 秘書艦やって小料理店やって、あまつさえこうして酒の付き合いもさせてしまっている」 「もう、全部私が好きでやっていることですから。 私には不満はありません」 鳳翔は提督に向けていた顔を、前面に広がる海の方へ戻した。 秘書の仕事は鳳翔以外のほとんどの艦にもやらせてみたが、 結局提督は鳳翔が秘書艦を務めることを一番に望んだ。 秘書の仕事を務められる艦は他にいくつもいたが、 提督はそういった艦の能力でなく、個性で鳳翔を選んだ。 鳳翔には泰然自若という言葉が似合う。 鳳翔が醸し出す穏やかな空気と安らぎを気に入り、ここが自分の帰る場所であり、 第一の故郷が自分の生まれた土地ならば、第二の故郷が鳳翔の傍らなのだ。 つまるところ鳳翔に自分の仕事を手伝ってもらいたいではなく、自分の傍にいてほしいだけ。 鳳翔もまた、自分や他の艦がとても大事にされていると実感しているからこそ、 この提督に不満を持たずについていく気になる。 流れ行く日々は決して楽ではないが、 この提督にとって傍にいてほしいということがよく分かるから喜びを感じる。 「お酌しますね」 少しの沈黙ののち、鳳翔が動いた。 何も言わず差し出された杯に並々と透き通った酒を注いだ。 それを煽り、そこそこの辛さを舌で味わい、塩焼きにされたシシャモに頭からかぶりつく。 「あーうまい」 喉にアルコールを通してゴロゴロした声で感想をこぼした。 適当に塩をまぶして焼いただけでも、 肴に分類される料理なら適当でもそれなりに美味くできるのが利点だ。 普段料理をしない提督でもこの程度の知識は持ち合わせていた。 料理なら『趣味で』店を営む鳳翔にさせればいいはずだが、 提督が鳳翔に自分の作ったものを食べさせてやりたいと自ら行った。 「鳳翔にもお酌してやろう。ほら」 箸を置き、鳳翔の杯にもこちらから酒を注いだ。 鳳翔は何の癖か目をつぶってそれを流し込んだ。 普段口にする燃料とは似ているようで違う液体は鳳翔に飽きを与えさせることはなかった。 「肴も俺が食べるだけじゃなくて、食べてもらいたくて作ったんだよ」 「まあ。……ではいただきますね」 感嘆し、もう一膳の箸を取り、控えめに齧った。 ほどよい塩気とシシャモの卵の食感は味覚を楽しませてくれた。 2人だけの静かな宴は細々と続いた。 時が経つにつれ風は寒くなっていったが、 それに対抗するためお互い寄り添った。 先に肴がなくなったが2人ともその場から動こうとすることはなく、 酒を飲み交わすだけになった。 やがて酒さえもなくなったときは、瓶をいくつか床に並べていた。 2人とも体は温まり、むしろこの夜の風が涼しいと思えるほどだった。 提督の肩に頭を預けていた鳳翔はゆっくりと頭を起こした。 「……提督」 ぽつりとつぶやいただけだが、提督は確かに聞き取った。 それが合図となった。 「……いこうか」 「……はい」 泥酔しているわけではないので、立ち上がることは困難ではなかった。 そのまま2人は片付けもせず肩を抱き合ってその場を去った。 執務室のさらに奥にある提督専用の仮眠室の鍵を締めた。 まさか艦娘の使う仮眠室で行うわけにもいかない。 こじんまりした畳の部屋には布団が一枚敷かれているだけだったが、それで充分だった。 布団に彼女を寝かせた。顔が少し赤いのは酔ったせいか、これから行うことに恥じらいを感じるせいか。 別に抱くのは今回が初めてというわけでもないのに、彼女はこのときになるといつもこうだ。 しかし、それに加えて顔に少しの怯えを現した初めてのときから考えると、全く変わっていないわけではない。 回数を重ねると彼女の顔や体から怯えはすっかりなくなった。 今ではこうして完全に体を委ねてくれるようになったところに、征服感を感じる。 上から両手をついて覆いかぶさっていたが、いい加減欲求を満たすべく顔を近づけていった。 彼女は静かに目をつぶり、抵抗もなく自分を受け入れてくれた。 唇を重ねた。ただ数秒重ねるだけだが、彼女の唇の柔らかさが充分に感じられた。 一旦離すがこれだけで満足するはずもなく、何度も口付けを繰り返した。 欲求は収まるどころか膨らみ、その気持ちが口を離す代わりに鳳翔の衣服を脱がせる行動を起こす。 肩を縛る紐をほどき、絹擦れのシュルリとした音が自分を焦らせた。 毎日行っているわけではないためそこそこ欲求も募らせていたのだ。 「……焦らなくても、私は逃げませんよ」 鳳翔は手のかかる子供を見るような声でそう言った。 逃げる逃げないの問題ではない。 早く、鳳翔を味わいたいだけなのだ。 いくらこういうことに慣れようとも、鳳翔を愛しく思うこの気持ちが廃れない限りは 恥も捨ててはしたなく求めるだろう。もちろん廃れるなんてのは考えられないことだが。 しかし逸る気持ちを抑え、驚かせないようゆっくりと和服を開いた。 皆から年長者として慕われたにしては華奢な肩が顕わになる。 露出度の低い和服に隠された体は日焼けなどしていない。 駆逐艦娘からお母さんのようだと比喩されたにしては小ぶりな、 下着に隠された膨らみが和服から解放される。 華奢な体にはちょうどいいくらいだ。 同じように袴も脱がせ、袴を顕わにした。 こちらも下穿きで隠された下半身が姿を見せた。 もったいぶって、あまりそういうところからではなく、お腹や太股を撫でたりする。 夢中になってて何も言えないまま手を動かしていると―― 「……もう綺麗だとは言ってくれないのですか?」 「そんなことはない。飽きないのなら何度でも言おう。 足も、腹も、胸も、手も、顔も綺麗だ」 普段の調子ならこんなこと吐けない。 酒の力は偉大だ。羞恥心をこうも崩してくれる。 自分は素直じゃない。愛しい人に想いを伝えるのも一苦労だ。 鳳翔は顔を綻ばせた。いつもよりも笑顔成分の乗った笑みに加えて赤らみも付与される。 自分はこの顔が好きだ。ぼうっとなってくる。 すべすべと太股を撫でていた右手も左手と同じ胸へと伸ばす。 胸部の下着を上へずらした。外すのは煩わしい。 小ぶりだと言ったがお椀のようにしっかりとした形で 女性の象徴を主張しているそれを撫でたり揉んだりしていく。 「ん……ぁ……」 しばらく続けたところで胸を揉んでいた左手を止め、 頂点に口をつけて緩くちゅうちゅうと吸う。 まるで赤子のような行為だが、このようなプライドも捨てた行動を取れるのも鳳翔の前だけだ。 柔らかくて、鳥肌立っているのが面白い。 「うううっ、んん……」 まあ、この程度の責めなら口を閉じて嬌声を抑えることも可能か。 ならばと今度は下のほうを口で責めることにしよう。 下穿きを下ろし、まだ濡れていない秘所を自らが濡らすべく顔を近づけ舌を伸ばした。 「あっ! 提督……」 彼女は今どんな顔をしているだろう。 しかし余計なことを考えずに集中して秘所を味わう。 かすかな嬌声を拾いながらそれを味わい、秘所を責めることを続ける。 やがてそこは自分の唾液とそこから出てきただろう液体で濡れることになった。 出口すぐそこまで流れてきたそれを舌で掬い取っては味わって催促するように舐め上げ、掬い取っては舐め上げ……。 「んぁ……、ああ……、はあ……、はあ……」 「はあ……ぁっ!?」 何も言わずに両手の親指で目いっぱい広げ、舌をそこに沈めていくと小さく驚きの声をあげた。 しかし構わず沈めていく。愛液が奥のほうから分泌されてきているのが分かる。 れろれろ。くちくち。 「あっあっ、て、いとく……ああっ」 「何?」 くちゅくちゅくちゅ。 「た、足りません……もっと……」 ならばと唇を完全にそこに密着させ、吸い上げにかかった。 ずずっ。 「ああっ!」 じゅるじゅる、ちゅるるるっ。 「あっ、いい、ですっ、ああ……」
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405 名前:カルガモ ◆ij0uQpYHCo[sage] 投稿日:2015/03/11(水) 09 17 42 ID eSL2ObBI 以前天津風とか秋月とか書いた者です。 昨日の夜書ききった呂500×提督、投下させてもらいます。 先に、軽い設定を。これは前の二作にも共通だったりします 艦娘に膜は無い 艦娘は解体しないとヤっても妊娠しない つまり初めてでも痛みはなく、ガンガン膣内に出しても問題ナッシング☆って事ですね 406 名前:カルガモ ◆ij0uQpYHCo[sage] 投稿日:2015/03/11(水) 09 18 30 ID eSL2ObBI 「提督!作戦完了です。お疲れ様、ですって!」 西日に紅く染まる執務室に元気よく飛び込んで来たのは、潜水艦呂500。 「おうお疲れ」 提督も飛び込んできた呂500に声を掛け、書類から目を上げる。 「報告を」 「はい、第一艦隊、東部オリョール海にて通商破壊作戦を実施、補給艦四、軽空母四、重巡二、軽巡二、駆逐三、正規空母一を撃沈、駆逐一大破、戦艦一中破ですって。ろーちゃんとイクが小破。入渠か明石さんにお願いした方がいいですって」 「ドックには…プリンツだけか。イクとろーちゃんは入渠だ。後の子たちは補給したら今日は解散。以上」 タブレット端末に戦果と損害を打ち込みながら、そう告げる提督。鎮守府の独立ネットワークに戦果と損害が記録されていく。 「じゃあろーちゃん、お風呂行ってきますって」 「晩飯までには戻ってこいよ」 はーいと元気よく返事しながら執務室を出ていく呂500。 「つか廊下は走るな!」 「はぁ~」 「どうしたの、ロー?」 「なにか悩み事でもあるのね?」 いっしょに入渠していたプリンツ・オイゲンと伊19が声をかけてくる。 「えっと、実はね…」 「成る程、ローはアドミラルさんともっと先に進みたいと」 「はい、ケッコンしてから1ヶ月位経つんですけど、抱き枕から一切進んでないですって」 「んー、それなら裸で誘い…」 「それがいいわけないでしょう…」 伊19の過激っぽい発言は、プリンツに遮られる。 「でも、アドミラルさんの意思は鋼みたいにガチガチだからねぇ、致すとなると相当厳しいよ」 「鋼なら熱くして柔らかくしてやればいいのね」 「「はい?」」 ニヤニヤ笑う伊19の言葉に、ハモって間の抜けた声を出すドイツ組。 「てーとくー!」 夜の喧騒から遠い執務室のドアがバーンと開く。 「なんだなんだ、どうした」 闖入者は部屋に入ると、提督の言葉を無視して扉を閉める。 がちゃり。 「…は?」 鍵を閉める金属音に、思わず間抜けな声を出す提督。 思考が空白になった所を、おもいっきりキスされる。 なにかを流し込まれる。苦しくなるので飲み込まざるを得なかった。 「ぷはぁっ」 「おい、ろーちゃんよ…いったい何をっ…!」 突然思考が鈍り始め、身体が火照ってくる。 スピードダウンし始めた頭が認識したのは、褐色の手に握られたアルミ缶。酒でも入れられたか。しかしー 「てーとく、もう、我慢しなくてもいいですよねって?」 容姿に似合わない艶やかな声に、抗うという選択肢を置き去りにしてしまった。 「ん…」 なんのことはない、キス。 しかし、理性が溶けた二人はどちらからともなく舌を絡め合う。 今まで互いにヘタれていたのが嘘のようにお互いを求める。 幾ばくか経っただろうか。 「んんっ!」 セーラー服の裾から手が侵入し、スク水の上からささやかな胸を撫で回し始める。 「ほれ、勃ってるぞ」 「っ…!」 ふにふにと撫で回され、もどかしい刺激を与える。 「てーとくぅ…」 「ん、どうした?」 白々しい質問。こんなときの用件なぞ分かりきっているのだが。 「ちゃんとぉ、さわってぇ…」 普段は快活でそんなこととは無縁に見える呂500がこんな表情もするのか。 スク水の横から手を入れて小さな果実を摘まむ。 「ひゃあっ!」 くりくりと弄くり回し、片方に水着の上から吸い付く。 「あっ、あっ、ん、んああぁぁぁあ!」 折れそうなほどにのけぞって達した。 しばらく痙攣していたが、収まってくると遠くを見ていた目が焦点を合わせてきた。 「てーとく、苦しそう、ですって…」 下半身に張ったテントを上から撫でられる。 「っ…!」 ここ最近菱餅やらなにやらのせいで処理する暇が無かったためか、もどかしくも凄まじい快感が襲ってくる。 かちゃかちゃ。 「はぁっ…」 艶っぽい溜め息。取り出された肉棒は普段の二割増しに大きくなっていた。 「てーとく、好きなときに出してね?」 言葉を耳にした次の瞬間、呂500の手が肉棒にかかる。 先端を優しく撫で、そのまま幹を上下に扱く。 猛烈な快感に先走りが出始め、やがて肉棒からぐちゅぐちゅと卑猥な音が鳴り響く。 「てーとく、どう?」 「あぁ、凄く気持ちいい」 上目遣いで聞いてくる彼女に、虚勢を張る余裕もなく答えると、まるで向日葵のような笑顔で、また扱き始める。 扱くスピードがゆっくりと上がっていく。三十秒も経っただろうか。 「駄目だっ、射精るっ!」 先端が膨らみ、身体が跳ねる。 鈴口から白い欲望の液体が飛び出し、彼女の身体に飛び散る。 「ひゃあっ!」 びゅくん!びゅるる!どくどくどく! 射精が終わって少し落ち着いた目で彼女を見た。 少し乱れたスク水に、所々白い液体で汚れた褐色の肌。 その対比があまりに淫猥で、肉棒はすぐさま次弾を装填する。 脳に僅かに残った冷静な部分が、この現象を考察する。 ーおそらく、酒に媚薬かなにかが入っていた。このまま流されるわけにはー しかし、すぐに別の部分が声をあげる。 ーだからなんだ。ろーちゃんとはケッコンしてる。そもそもろーちゃんから誘ってきたのだ。据え膳食わぬはなんとやらだー にこにこしている呂500をお姫様抱っこで執務室横の寝室に運ぶ。 「ろーちゃん、ちょっとだけ待っててな」 そう言って執務室にいちど戻ると、一日艦隊を休みにする旨を執務室前の掲示板に表示させる。鍵を再度確認したあとに戻ると蒲団の上にぺたんと座った呂500が先程のを一通り拭いていた。 「もういいの?」 「あぁ、明日は一日休みにした」 そう言って押し倒す。 「ふあっ…んちゅう…んむっ!」 先程の仕返しと言わんばかりに口付けをする。 舌を絡ませ、互いの唾液を交換する。 すりすり、もみもみ。 「んんっ…んむ…ふむっ…」 さわさわと背中から尻に向かって撫でおろし、程よく肉が付いた柔らかい尻を優しく揉む。 「ぷはぁっ…てーとく…」 口を離すと、恍惚とした表情でこちらを呼ぶ。 額を擦り合わせながら尻を揉んでいた手を離して秘所に滑らせると、そこは既にぐっしょりと濡れていた。 「そんなに気持ちよったのか?」 「うん、最初はちょっと怖かったけど、てーとく優しかったし」 素直に答えてくれた。童貞の身としては彼女を気持ちよくできているか不安だったが、その心配もどうやら無さそうだ。 ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ。 いわばメインディッシュの、最後の下拵え。 彼女の秘所に指を挿入れ、負担にならない程度に掻き回す。 「ふあっ、あんっ、ああっ!」 そろそろ良いかと判断し、スク水をずらして秘所をさらけ出させる。 「ろーちゃん、いくよ?」 「うん、きて…てーとく」 くちゅり、じゅぷぷ。 「ふあぁ、入って、来てるっ、おっきい…」 じゅぷん! 「ふあっ!」 最奥まで挿入れると、一際大きく声をあげた。 しかし、初めてのはずなのに痛む様子もない。何かを突き破った感覚もなかった。 「ろーちゃん、大丈夫か?」 「はい、もうちょっとだけ、待って欲しい、ですって」 はあはあと荒い息を吐く。しかしこの状況は些かまずい。彼女の膣内は熱く、呼吸に合わせてうねうねとうねる。 彼女の小さな手で扱かれるのも良かったが、それとは桁違いの快感に襲われる。 「ろーちゃん、ごめん、我慢できねえや」 ぐぐぐっ、じゅぱん! 「ひゃあぁ!」 ゆっくりと引き抜き、抜けきるギリギリから一気に突く。一番奥にこりこりとした部分を感じたので、そこめがけてまた打ち込む。 「ふあぁぁ、んあああ!」 だんだんとペースを上げていく。ただピストン運動しているだけだが、それでも感じてくれているようだ。 ぱんぱんぱんぱん! 「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!」 二人で高まっていく。彼女もこちらの動きに合わせて腰をうねらせる。 「ろーちゃん、そろそろ、イくよ!」 「てーとく、ろーちゃんも、イきそう!」 もはや理性もなにもない。目の前の愛する存在と共に達することしか頭にない。 「ろーちゃん、ろーちゃん、うああああ!」 「てーとく、てーとく、てーとくっ」 びゅくん!びゅくん!どぷん!どくどくどく! 「んああぁぁぁああああ!」 最後の瞬間、彼女は足をこちらの背中に回し、ぎゅっと全身で抱きついてきた。より深く肉棒が埋まり、子宮口を埋め尽くす。 「ふあっ、あっ、んあぁぁぁぁぁ!」 絶頂の締め付けに肉棒はさらに白濁を吐き出し、それによって彼女は更に絶頂する。 びゅるる!どくどくどく… 二人で落ち着いたのは、日付が変わったあとだった。 「てーとく、ごめんなさい、ですって」 「ん?なにがだ?」 何故か謝罪され、それに対し疑問を投げ掛ける。 「だって…無理やりお酒飲ませてそのままエッチなことしちゃったから」 「やれやれ」 ぽふっ。 「今までのままじゃいつか俺が我慢できなくなって、襲ってたかも知れないしな。きっかけが何であれ、お互い同意の上だ、気にするな」 頭を撫でながら、自分の心中を吐露する。 「うん、分かった、てーとく、ありがとう、ですって」 雰囲気が和らぐのが、撫でている手を通して伝わってくる。 「ああ、こっちこそ、な」 「…すー、すー」 さすがに限界だったのか、穏やかな寝息が聞こえてきた。 「おやすみ、ろーちゃん」 後日 提督「オイコライク、テメー何してくれてんだ」 伊19(以降イク)「何って、ヘタレチキン童貞提督と可愛い可愛い家族(なかま)の恋路を応援するために、ちょっと背中を押しただけなのね」 提督「ヘタレチキンって…まあいい、お前、あの酒になに入れてやがった」 イク「明石さん特製の精力剤と媚薬ね、しかしあれ飲んだとは言え一日中ヤってるなんて、それ抜きでも提督はお盛んなのね」 提督「キサマっ…!」 このあと滅茶苦茶誉められた 417 名前:カルガモ ◆ij0uQpYHCo[sage] 投稿日:2015/03/11(水) 09 41 23 ID eSL2ObBI 以上です。今回は試験的に擬音多めにして見ました。ちなみにイクさんは善意です。プリンはイクに酔い潰されて、レーベとマックスに介抱されてました。 最初にオリョクルしてましたが、この鎮守府では一日四回、ローテーションで行うのでブラックではないです。むしろ潜水艦たちはレベリングのために行きたがります。 拙作が少しでも楽しんで頂ければ。失礼します 418 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2015/03/11(水) 16 03 52 ID UqUeW4i2 GJ! 改造前のろーちゃんが白いのはお化粧の一種なんだろうか?あるいは深海棲艦への潜入任務の格好だったりして。 419 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/03/12(木) 11 21 33 ID P2NHd.qs 白人だからだろう 420 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2015/03/12(木) 15 08 43 ID zbn3uizg GJ! これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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710 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 21 10 54 ID JFB..AQ6 媚薬が必要な場合を考えて見る 「やっぱり、初めては提督から求めて頂きたいので……」 誘い受け希望な場合 「逃げられないって言ったでしょ? 全部出しちゃいましょう、子種」 浮気と勘違いされた場合 「姉様を正気に戻すため……、提督に執心するなんて姉様がおかしくなった……、だから、気づかせないと……」 ただのメンヘラ 「なんでや、なんで起たへんのや。おかしいやろ、ウチ、こないアピールしとるのに、なぁ、なんでや? せや疲れてるんやろ、明日は任せとき、ウチが全部片付けたるさかい。やから、やから、明後日になったら一つになれるって、愛してくれるって約束してや。 なぁお願いや、やないとウチ、おかしくなってしまいそうなんや。胸の奥でコレはなんて呼ぶんやろ。 分からへん。分からへんのや。抱きしめて、口づけ交わしてしたら、そしたら良くなると思うんや。やから、」 提督が巨乳じゃないとダメだった場合 738 :名無しの紳士提督:2014/10/14(火) 01 08 53 ID X9ykHr/c 710 何や巨乳じゃないとあかんてか せやけどな、今でこそ当たり前のように使われる「巨乳」やけどな 最初に使われたんは昭和59年の米ポルノ映画「マシュマロ・ウェーブ/巨乳」って言われとるんやわ で 「巨乳」が更に一般レベルで定着したのは平成10年、松坂季実子の胸を巨乳と表現したのがキッカケや つまりは、や、巨乳っちゅうのは現代社会に定着して10~20年程度のもの 爆乳、美乳、貧乳、微乳、虚乳等が生まれたんはさらに後や だいたい昔は「乳」といえば牛乳とかの液体を指したんやで?それが今や乳房の大小を指すものとなってるだけなんやな、因みに余裕のない時に牛乳が戦闘糧食替わりに配給されることもあったんやで、水分はとれるし多少は腹も膨らむしな。 ともかくや、ええか!つまりは大戦当時そのような言葉は存在しておらんし、うちは意味もわからんということを踏まえた上で提督にはうちに接してもらいたいんや なんやまだ何か言いたいんか え?なに「ボイン」が自分の艦隊と世間とで二重に死語になってるんが悲しいやって、ええかげんにせなしばくでホンマ 739 :名無しの紳士提督:2014/10/14(火) 02 40 13 ID gbZvhK/2 なんだかんだ龍驤ちゃんは愛されてるなあ 740 :名無しの紳士提督:2014/10/14(火) 05 58 58 ID 9mTeDkfU おっきいのがボインなら―、ちっちゃいのはコインやでー。もっとちっちゃいのはナインやでー。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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非エロ:提督×大鯨13-470「お・し・か・け 幼妻大鯨ちゃん」 提督×大鯨15-160「ド・キ・ド・キ 幼妻大鯨ちゃん」 505 名前:幼妻大鯨ちゃん[sage] 投稿日:2014/12/25(木) 19 39 31 ID XinNt83E [7/19] クリスマスプレゼントという事で、もう一つ投下します 幼妻大鯨ちゃんシリーズの続編です 今回は非エロな上にローカルなネタ多数で 気象状況などで現実にそぐわないものもあります また、この話はフィクションで、 実在の団体や地名、イベント等とは一切関係ございません NGワードは『幼妻大鯨ちゃん』でお願いします クリスマスは恋人と二人きりで過ごす日だと思われているが、 本当はイエス・キリストがこの世に生まれた日を祝う降臨祭、 ある意味でキリスト教徒による壮大な誕生会みたいなものである。 しかしそういった事とはあまり関係が無い日本人でも… いや、日本人だからこそ何かに託けてイベントをするのだろう。 バレンタインもハロウィンも、日本ではどれも商業的なものに利用されている節が見受けられる。 しかしクリスマス……厳密には12月25日は日本人にとって海外とは違う特別なことがあった。 それは大正天皇祭、つまり1926年12月25日に崩御した大正天皇を偲ぶ日であり、 戦前では昭和天皇の先帝祭として祝日として法に定められていた。 戦後は法改正により先帝祭が休日ではなくなったが、 12月25日が祝日であった戦前の間にクリスマスが日本に広まったと言われている。 当時どのような事になっていたのかは俺には知るよしも無いが、 恐らくは祝日であった為に大人達も働くことなく休む人達もいて、 その人達は家族で過ごしたに違いない。 それは海外におけるクリスマスの過ごし方である『家族一緒にいる』 という事を知ってか知らずかなぞっていた可能性もあるのかもしれない。 しかし今は昭和も終わり平成の時代になり大正天皇が先帝ではなくなった今は12月25日は普通の日であった。 もっとも、先帝祭での休日というものも戦後無くなってから久しいが。 しかしいくら今は普通の日であるとはいえ、クリスマスという特別な日である以上みんなそれを意識するものである。 「提督、そろそろ始まりますよ」 「わかってるさ大鯨」 クリスマスイブの日の朝、俺達はホールの入口から舞台を見ていた。 「パンパカパーン!みんなお待ちかねの艦隊のアイドルの那珂ちゃん登場だよー!」 「メリークリスマス!那珂ちゃんからのクリスマスプレゼントだよーっ!キャハァッ!」 愛宕の紹介で現れたのはトップアイドルであり、川内型軽巡洋艦三番艦那珂の艦娘、通称那珂ちゃんである。 ちなみに那珂ちゃんの本名も『なか』であり、 かつて名古屋美人の代表と言われた女義太夫の豊竹呂昇の本名から来ているらしい。 小さい頃は自分の名前にコンプレックスがあったらしいが、それが今では那珂の艦娘であるのは運命的なものを感じる。 彼女は元々人気アイドルだったのだが、艦娘になってからもアイドル活動を続けていた。 彼女がアイドル活動を続けられる理由は彼女が戦闘要員としてではなく主に輸送部隊の護衛が仕事であるからだろう。 那珂ちゃんの仕事は輸送任務で船団を守り、輸送先でコンサートを開くというのが基本的なスタイルである。 那珂ちゃんが輸送任務をする時は彼女の都合にあわせて指示されるのだが そうなっているのは那珂ちゃんが人を笑顔にする力を持っているからだろう。 那珂ちゃんが笑えばみんなが笑顔になる。歌を聴けばみんなが元気になれる。 それは彼女の天性のものであり、俺達には彼女程のそういった力を持っていなかった。 彼女のその力は深海棲艦に大切なものを奪われ希望をなくした人々にもう一度希望を与えてくれるものだった。 もちろん、深海棲艦関係なく独り身である者達も例外ではないだろう。 「お疲れ様です」 「責任者としての義務を果たしただけとはいえただコンサートを見ていただけさ。 それに今回と、今度の新春特別コンサートは那珂ちゃんの所属事務所が担当だから俺は最終確認したくらいさ」 大淀が鳥海の声真似をして俺を労った。 年末年始のイベント事は那珂ちゃん関係ばかりだから那珂ちゃんの事務所に任せている。 あそこは大きな会社だからタレントが所属しているだけではなく、 様々なイベントのプランニング等も行っているらしい。 おかげで俺達の負担は少なくて済むわけだが。 「帰ってきて早々ですが、本日の深海棲艦出没情報の報告を致します」 「わかった。大鯨、君はお昼を作っておいてくれ。今日は味噌焼きうどんを頼む」 「わかりました」 返事をした大鯨は調理場へ走り出した。彼女は秘書艦だが食事時の前に会議を開く場合はあまり出席させていない。 彼女の料理の腕はかなりのものであり、 よほどのことがなければ会議によって料理の腕を振るう機会を損なわせるわけにはいかない。 「報告します。各地の深海棲艦の数に変化はありません。南西諸島防衛線も……韓国の済州島付近も……」 「ふむ…………ご苦労だったな、ありがとう」 電が途中言葉が詰まり気味になりながらも報告した。 「今年は大丈夫…ですよね……?」 「わからんな。いつもと変わらないのなら、奴らもいないということだろうが」 不安になる電だが無理もない。去年のクリスマス、南西諸島防衛線―通称1-4地点―に潜水艦が現れた。 いつもはいないはずの潜水艦だったが、それだけで恐怖ということはない。 問題は1-4地点に潜水艦が現れたと同時に謎の勢力『霧の艦』が現れたことだ。 彼女達は艦娘と同じく旧日本海軍の艦船の力を持っていたが、 艦娘とは違い彼女達は艦船そのものであり、その力も当時のそれを遥かに凌駕するものだった。 俺は偶然にも霧の艦への対抗勢力と接触し、力を借りることによりなんとか撃退した。 霧の艦が姿を消してから1-4地点から潜水艦も消えた。 だが完全に撃退したわけではないため、再び現れる可能性もある。 だから俺達は深海棲艦の出没情報をしっかりと確認し、そこから そして済州島だが、あそこは深海棲艦が元々ほとんど出没せず、出没してもそれは弱いものであった。 ならば何故わざわざ調べるのかと思うだろう。 それは渾作戦で春雨に似た深海棲艦の存在を確認したからである。 渾作戦。それは太平洋戦争中の作戦の名前でもあった。 ちなみに漣にメールで送ったところ予想通り大根を大量に買ってきたがそんなことは今はどうでもいい。 今回の渾作戦では春雨に似た深海棲艦の姫である駆逐棲姫、通称悪雨(わるさめ)が強敵として立ちはだかった。 太平洋戦争の渾作戦において沈んだ艦は春雨だけであり、他に沈んだ艦は日本以外を含めても一隻もなかった。 何故深海棲艦が艦娘と似た姿で現れたのか、それはわからない。 しかしそれ以来俺の頭の中には一つの不安があった。 それは、深雪の姿をした深海棲艦が韓国の済州島近海にいずれ現れるのではないかという事だった。 深雪は今いる艦娘の中で唯一力の元となった艦が戦争を経験する事なく沈んでいた。 戦う為に産まれた存在が戦う事なくその生涯を終えてしまう。それは艦として無念であろう事は容易に想像できる。 だからいずれ済州島近海に駆逐艦深雪の無念が 深海棲艦の姫―さしずめ闇雪(やみゆき)といったところか―となるかもしれない。 現れてから慌てて対応するのではなく、今のうちにやるだけのことはやっておきたかった。 「何も変化ないのなら心配する必要ない…とは言えないが今夜の任務についてもそろそろ…」 「ああ、本日行われる名古屋港花火大会で我々が警護を任されたからな」 「そうだ。AL/MW作戦の折の本土襲撃以降観覧クルーズどころか花火大会そのものが中止となりかけたからな」 「だから私達が護衛をすることによって、皆さんの楽しみだった花火大会を開催にこぎつけたわけですね」 「気合い入ってるな電、その通りだ。伊良湖沖近海の警戒、観覧船の警護が我々の仕事だ。 メンバーの選出は前もって伝えておいた。選出された者達は午後の任務はなし、 十分な睡眠を取るなどして休養してくれ」 「了解!」 「大淀、明石。俺と大鯨も休息を取るから午後からの仕事は君達に任せた」 「ええ、お任せください!」 こうして俺達は夜に備えて休息を取った。ちなみに川内は夜に備えて朝からずっと寝ていたのは言うまでもない。 ヒューン…………ドン!ドドン!ドーン!ドドドドーン!! 鳴り響く爆発音。これは戦闘をしているのではなく、花火の音である。 「わー…きれい…」 「すごいや!」 「兄ちゃんたち、ありがとー!」 子供達が俺に対してお礼をする。 「俺は別に何も…」 「提督、貴方のお陰ですよ。貴方が花火大会の開催に尽力してくれたから、こうして今花火を見られるんですから」 「そうだよ。僕達だけじゃ花火大会の開催にこぎつけるなんて無理だったんだから。 いくら僕達艦娘に力があったって勝手な真似は出来ないからね」 「お姉ちゃん、このおにぎりおいしいよー」 「ふふっ、僕の作った桑名名物しぐれ肉巻きおにぎりで喜んでもらえて嬉しいよ」 「でもこっちのおっぱい大きいねーちゃんの料理の方がおいしー!」 「まあ……………………でも、私の料理をそんなに褒めてくれるなんて……」 大鯨の顔が赤いのは子供に変な事を言われた恥ずかしさからなのか、それとも料理を褒められた嬉しさからなのか。 「キミィ、あんまニヤニヤしてたらアカンよ」 特別な衣裳を着た龍驤が俺をからかう。龍驤は俺がニヤニヤした理由をどう考えたのだろうか。 子供達が大鯨の胸を大きいと無邪気に言った事か、もしくは俺が大鯨の赤らめた顔を見たことか。 「すまない、空母の君を夜の任務に出して」 「ええんや、ウチだってみんなと楽しくやってたかったんや。水上で任務やってる仲間にはちょっち悪いんやけどね。 それにもし何かあった時にはウチら船上組が子供達の盾にならなアカンしな。 ウチの仕事がこれしかできんでもみんなの笑顔に繋がるなら、それで十分や」 船での花火の観覧を決行させるのは少し骨が折れたが、こうして子供達を笑顔にする事も艦娘達の仕事だろう。 名古屋港に通じる伊良湖沖では他の艦娘達が深海棲艦の侵入を阻止しようと警戒中で、 船の周りでは深海棲艦が万が一襲来した時の為に主に駆逐艦達が警護、 船上では周りの艦娘が沈んでしまった時の最後の砦としての他に 子供達の相手や料理を振る舞う為などいざという時の為に主に空母艦娘が備えている。 伊良湖沖では現在深海棲艦との激戦が繰り広げられているが、深海棲艦の侵入を許す程ではない。 彼女達もみんなの笑顔の為に戦っているんだ。 彼女達伊良湖沖出撃組が子供達と合うことはないだろうが、帰ってきたら子供達が喜んでいた事を伝えよう。 「提督、次は特大花火ですよ。大鯨さんと一緒にちゃんと見てくださいね。あなたは大鯨さんの主人なのですから」 特別な衣裳を着た漣が俺に呼び掛ける。彼女は昔は俺の事をご主人様と呼んでいたが 俺が婚約したと聞いてからは色々と気を遣ってかご主人様とは呼ばなくなった。 漣の予告通り大きな花火が空に上がった。それを俺は愛する人と共に見ていたのだった。 花火大会も無事終わり俺達は鎮守府に戻った。 そして全ての仕事を終えた俺は大切な人と一緒にクリスマスの特別な行事を行い、 それを終えて俺達は眠りに…… 「寝るな。少し貴様に話がある」 つこうとしたら那智達に起こされたのだった。 「怒ってなんてないですよ…司令官と大鯨さんが初夜以降一度もそういった事をしない事に、弥生達も、大鯨さんも…」 「でもそれはあまり上手くいかなくて相手を傷付けてしまったと思い、 これ以上傷付けてしまう事が怖いからっていう事はみんなわかっているのです」 何でいきなりこんな事を言われるのか。気心の知れた間柄でなければ少しは怒っていたかもしれない。 「あの…少しは否定するそぶりくらい見せてください…私が大鯨ちゃんから話を聞いて、 こっちが勝手に不安になって、誰にも話さないでとは言われていないからとはいえみんなに相談しちゃったとはいえ…」 情報の出所が変な所でなくて良かった。内容に特に間違いはないから俺は否定しない。 「それが言いたい為だけにみんなを集めたわけじゃないんだろう」 「その通りだ。夫婦が納得した上での事なら口出しは無用と思っていたからな。 それよりも貴様に少し聞きたいことがある」 「何だ?」 「貴様は結婚してから休みを取った事はあったか?」 「休みか…………渾作戦以来一日も休んでなかったな」 「そうだ。渾作戦の期間中に休みがないのは仕方がない。だがそれ以降今日まで一日も休まなかったではないか」 「俺にも信じられんよ。まさか一日の休みもなしにここまで働けたなんてな」 「なら二人の時間は仕事が終わった夜の数少ない時間以外にあったか?」 「二人の時間…………プライベートな時間だとそれ以外なかったけど、 二人きりではないとはいえいつも仕事でほとんど一緒にいるし、昨日の花火大会はもとより、 カレーラーメンコンテストの特別審査員やった時も一緒だったな。 あとさっき駆逐艦のみんなに彼女と一緒にプレゼント配ったりしていた」 「こんな時にあなたは……」 「…………君に聞きたいことがある。君は何の為にここにいる?」 「お前達が呼び出した…って、そういう意味じゃないよな。 俺が提督をやっている理由、それは地上の愛と正義の為だ」 「真っ直ぐで迷いがないな。それでこそ君だよ。では大鯨と結婚した理由は何だ?」 「そりゃあ、俺が彼女の事がどうしようもなく好きで、ずっと一緒にいた……ッ……!」 最後まで言い切ろうとして途中である事に気付き、言葉が詰まる。 「ただ大鯨ちゃんと一緒にいたいだけなら結婚なんてする必要はありませんわよね。 あなたは大鯨と結婚したわけじゃないはずよ。あの子が提督と結婚したわけじゃないみたいに……」 そうだ。如月の言う通りだ。ただ一緒にいるだけなら結婚する必要なんてない。 ただ一緒にいるだけならば提督と艦娘大鯨という上下関係だけでも十分である。 俺は彼女と生涯を共にしたかった。俺が提督ではなく俺である時もずっと一緒にいたかった。 だから彼女と結婚したんじゃなかったのか。 だけど俺は結婚して以来休みがなかった事も重なって一度も夫らしいことをしてこられなかった。 むしろ結婚前の同棲状態だった時の方が彼女に色々と気を遣っていた分だけ彼女に何かをしてやれていた気がする。 そしてその時が今まででは一番二人にとって一番幸せだった時なのかもしれない。 結婚したのもこの幸せがずっと続いてほしいと思ったからだ。 だのに俺は仕事ばかりで、それすらも言い訳にして、でもそれでも彼女とは一緒にいられて………… 俺は愛する人がいつも傍にいてくれる事に甘えすぎていたのかもしれない。 「貴様はあまりにも働きすぎた。クリスマスくらいはゆっくりするんだ。 あと大鯨も最近は働き詰めだったから休ませないといけないな」 それは二人の時間を作れという事を遠回しに言っているのだろう。だが… 「仕事はどうするんだよ」 「私達に頼ってもいいのよ」 ビスマルクが自信満々に即答する。なんとなく頼りになりそうな気がしてくる。しるこサンドを食べながらでなければ。 「一日や二日くらいなら、私達だけでも何とかなるのです!」 「そうよ、私達に頼ってもいいんだからね!」 「幸せそうな貴方達を怨むほど私達を狭量と思わないでね!」 「…………わたったよ、みんなを信じる」 俺はどうするべきか迷いながらも彼女達の力を信じ、全てを任せた。 「フッ…君の健闘を祈るよ……」 そう言った那智の顔は普段目にすることがないような笑みを浮かべていた。 「当たって…当たってぇー!」 雪玉が飛んできたがそんなに速くなかったから難無く避けられた。 大鯨は潜水母艦だ。故に攻撃能力に乏しく、その艦娘である彼女にも戦闘のセンスは今のところ感じられない。 「負けるかっ!とぉありゃあっ!!」 俺はスナップを効かせた球を投げた。 「きゃーーっ!!」 脚に雪玉を受けた彼女はよろけて倒れた。 訓練された艦娘だけあって受け身こそ取れたものの雪の上に尻餅をつく形になってしまった 「ああっ!?だ、大丈夫か!?」 「うぅ……大丈夫…です……」 俺は急いで駆け寄り、手を引っ張って起こした。 雪のおかげで怪我はないようだ。それにしてもお尻の跡が大きい。 「すまない、少し強すぎたか…」 「いえ…でも凄い球でしたね」 「中学時代に野球をやっていたからな。試合にはあまり出られなかったけどね。 この近くの野球場でやった試合に出た思い出が懐かしい」 「この九力公園…って色々なものがあるんですね」 「いや、違う。『力』という字じゃない。ここは九華公園で『華』という字がカタカナのカになってるだけだ。 一部の看板で華の字がカタカナなのは小学生が書いたからなのかもしれん。そこら辺のことはわからないが…… この公園は元々桑名城跡に作られたんだ。桑名城は扇城という別名があり、中国には九華扇というものがある。 扇城という別名と、九華がくはな、『くわな』と読めることが名前の由来なんだ」 「物知りですね」 「それほどでもないさ。それより久しぶりに体を動かしたから少し疲れたよ。近くに休憩所があったはずだ」 俺は彼女の手を引っ張り、休憩所へ向かった。 「あぁ…久々に体を動かしてちょっと疲れました。でも楽しかったです。 桑名名物の安永餅も運動した後に食べると美味しいです…」 「そういえば最近君に出撃どころか演習もさせてなかったな」 俺達は中京圏の中心から少し離れた所にある公園に来ていた。 もう少し名古屋に近い所にテーマパークがあったが、混雑しているだろうと思い、そこは避けたのだ。 公園には雪が残っていたので雪合戦をしたが、思いのほか楽しかった。 「ここは名古屋に比べたら規模は小さいかもしれないけど 田舎で育った俺にとって小さい頃はこの街が一番身近な都会だったさ。 夏とか、クリスマスとか、そういった時くらいしか来ることが出来なかったけど、 でもだからこそワクワクしたんだろうな。純粋だった子供の頃…その沢山の日が懐かしいよ」 「そのどの一つにも私がいないのにですか?」 「ッ……」 俺は返された言葉に少し驚いた。彼女も歌の歌詞を引用して喋ったりすることもあるのだろうか。 「他にもあるよ。君と出会った日とか、君と一緒に暮らした日々とか……どれもこれも懐かしい沢山の日だよ! 去年のクリスマスや正月と同じくらい記憶に残っているよ」 「去年の…クリスマス……」 「あ……そうか、去年の年末年始の事は君にはあまり詳しく言ってなかったな」 「今まで私から聞こうとはしませんでしたからね。仕方ありませんよ」 「じゃあ、ざっとだけど説明するよ」 俺は彼女に霧の艦隊との激しい戦いの事を話した。 ブルネイ勤務だった俺がイオナという霧の艦の少女と出会い、彼女の力を借りて日本に戻り、 霧の艦隊との戦いで新たに加わった霧の艦達と、高い練度の艦娘達との混合艦隊を組み、 霧の艦隊の『今回の』リーダーのコンゴウを撃退し日本を救ったという事を説明した。 「凄かったのですね……」 「ああ……でも一部の霧の艦達も共に戦ってくれた。そんな彼女達もまたイオナと同様心強い味方だった。 新たな深海棲艦が現れ、戦いも激しくなろうとしている今、彼女達がいてくれたらと思うと……」 「きっと彼女達にまた会えますよ。いつかきっと出会う僕らを乗せて地球が回っていますから……なんてね。 あなたの熱い思いが彼女達の心に残っているのなら、 潜水母艦の艦娘である私は潜水艦のイオナさんに眼差しを」 「……君も色々と物知りなんだな」 「そこまでではありませんよ。小さい頃のクリスマスの夜にテレビでやっていた映画の主題歌で思い出深いだけですし」 「俺もだ。その年のクリスマスは特に思い出深い。当時見ていたロボットアニメのプラモデルのメッキ版を買い、 すぐ壊してしまって接着剤でくっつけた事とか、色々あったからよく覚えているよ。 小さかったあの頃は本当にクリスマスが楽しみだった……」 「そうですね、私もそうでした……」 俺は昔を懐かしみながら言った。彼女もきっと昔を懐かしんでいるのだろう。 「それにしても平和ですね。まるで深海棲艦の事なんて忘れちゃいそう…」 「そう………だな………………」 「ん?どうしたんですか?」 彼女か俺に問い掛ける。俺は今までの事を思い出していた。 雪合戦で天使のようにはしゃぐ彼女の笑顔、街行く人々の活気、子供達の希望に満ち溢れた声…… 提督として人々を護っていた立場から離れて、色々なものを見てきて気付いた事がたくさんあった。 「いや…地上がこんなに平和なのは電や如月達が頑張っているからってのもあるかもしれないって思ったんだ。 俺が提督として戦っている時、きっと人々の気持ちは今の俺達の気持ちと一緒なのかもしれないって。 今までの事を思い返して俺は人々の幸せの為にちゃんと戦えていた。 だけど……君には何もしてやれなかったって気付いたんだ。 今まで提督として護るべき人々の為に頑張っていたけど、 俺が一番大事にしなきゃならない人には何もしてやれなかったって……」 昨日那智達に言われた事が心の中に残っていた。 地上の人々と最愛の人、その二つの間で俺の心はほんの僅かだが揺れ動いていた。 「ふふっ、心配しないでください。大丈夫ですよ。 初めて結ばれたあの時、私は誓いました。ずっとあなたの傍にいます…ってね」 「いいのか…」 「いいんです、あなたの力と安らぎになりたいから…… あなたがあなたしか出来ないことをしているのならいくらでも耐えられますし、どれだけでも支えていられます」 「……ありがとう…………」 俺の心は決まった。地上の人々と最愛の人、両方の為に戦う事を決意した。 「あ、でもあんまりほったらかしにしていたら、私は如月ちゃんとらぶらぶになっちゃうかもしれませんよ」 「君の心が離れるのは辛いな……」 彼女と如月は根底に『誰かの役に立ちたい』という想いが強くあるからなのか凄く仲が良い。 微妙に冗談に聞こえなくもないから困るのは俺の性格ゆえか。 「何事も一人で抱え込んじゃうといつか壊れちゃいますよ。 だからもっと私やみんなを信じてください。大丈夫、あなたは一人じゃありませんから」 彼女が支えてくれるなら何でも出来る気がする。青臭いけど、俺はそう心から思った。 「わあ、とても綺麗ですね」 俺達はなばなの里に来ていた。ウインターイルミネーションで有名な場所である。 「クリスマスだから…でしょうか。とても幻想的に感じます」 「クリスマスだからだろうな。これが明日以降ともなればまた違った感じ方をするだろうな」 「そう考えるとクリスマスって何か不思議な力があるのかもしれませんね。子供達もみんな喜びますし」 「ああ、みんな喜んでいたな。プレゼントに頭を悩ませた甲斐があったよ」 「それもそうですけど、昨日の花火大会で私が作った料理を子供達に喜んで食べてもらって、 それがとても幸せそうで……私、本当に嬉しかったんです。 そしてあなたが昔言ってくれた言葉が本当だったんだって思ったんです」 『大鯨は将来きっと…料理で人を幸せに出来るだろうな』 俺はかつて彼女に言った言葉を思い出し、彼女が俺の何気ない言葉を覚えてくれていたことを喜んだ。 気恥ずかしさから本当の気持ちを少しオブラートに包んだものだったけど、 オブラートに包んだ言葉、そして包み隠さない本当の気持ち……いいお嫁さんになれる…… 彼女はそのどちらも出来る人だ。俺はいい提督といい夫のどちらにもなれるのかはわからない。 「だから私、自分が出来るもう一つの事が見つかった気がして……」 「もう一つの事?」 「私、お料理で人を幸せにしたいんです。小さなお店でもいいから、この戦いが終わったら…」 「鳳翔の店で今…じゃなくてもいいから働けばいいじゃないか」 俺は危ないフラグを強引に叩き壊した。 「彼女だって、人を幸せにしているんだ。二人が力を合わせれば更に多くの人を幸せに出来るだろうし、 もっと多くの人が力を合わせればもっともっと多くの人を幸せに出来るはずだ」 「………お気遣い感謝します……」 彼女も俺の言葉の割り込みの意図に気付いたようだ。 こうしてみると彼女は俺色に染められつつあるのかもしれない。いや、もしかしたら漣色かもしれないけど。 「ま、描くビジョンを現実にする魔法があるのかどうかはわからないけど、 明日を信じ続けていれば砂漠だって楽園に変わるはずだ」 「そう信じたいですね」 「ところでさっき言おうとしていた夢って一体何なんだ?」 「ナ・イ・ショ 内緒です」 「そうか……じゃあ君の夢が何なのか知りたければ頑張らなきゃいけないな」 「私も夢を叶えたいですからね。一緒に精一杯頑張りましょう!」 「ああ!」 彼女の夢は何となくだけどわかる気がする。 いつか深海棲艦がこの地上から消えてなくなり平和が戻ったら 彼女はみんなに手料理をふるってみんなを笑顔にし、そして彼女も笑顔になるだろう。 平和になった後の事を漠然としか考えていなかった俺だったが、 彼女の夢を知った俺はその夢の手助けをし、絶える事のない笑顔の彼女とずっと生きていきたいと思った。 ―終―
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提督×鳥海1-847避「はかりしれるもの、はかりしれないもの」 の続き 『これは私の計算ミス……ごめんなさい…………』 「…っ!?」 俺は飛び起きた。見たくもない悪夢を見たからだ。俺の心臓は激しく鼓動していた。 最愛の妻が海の底に沈んでしまう……そうなってしまえば俺は朝の選択を後悔するだろう。 今日11月3日は俺の誕生日。本当なら愛する妻と息子と一緒に穏やかな日を過ごすはずだった。 だが妻の非凡な力ゆえにそれは許されなかった。 俺の妻は第二次世界大戦で名を残した伝説の重巡洋艦鳥海の魂を受け継ぎ、その力を持つ艦娘である。 そんな彼女はこの鎮守府で一番指揮能力があったため、今日行われる作戦を遂行する艦隊の旗艦として推薦された。 本来なら別の鎮守府の中将の艦娘が旗艦となるはずだったが、 予期せぬ事故により不可能になった為急遽彼女に白羽の矢が立った。 俺は大佐だったが指揮艦娘の選択権は俺に委ねられた為、鳥海ではなく他の艦娘を旗艦にするということも出来たのだが、 俺の私情で最大戦力を運用しないわけにはいかない。俺は補佐に摩耶を付けると指示し、鳥海に出撃命令を出した。 珍しく鳥海は…妻は不満を口にした。 よりによってどうして今日なのですか、仕事ばかりではなくもう少し自分の事も考えたらどうですか、と。 俺の立場や気持ちも十分理解している上での事とは承知していたが、 それでも不満をあらわにしていた彼女に申し訳ない気持ちになった。 「提督…………起きてらしたのですか?仮眠の邪魔をしてしまったみたいで申し訳ありませんでした……」 鳳翔が赤ん坊を抱きながら俺に声をかけた。鳳翔には鳥海が任務中の時に俺の息子の世話を任せていた。 「ごめんなさい…この子、珍しく泣き止まないんです。 おっぱいが欲しいわけでも、おむつを変えなきゃいけないわけでもないみたいで……」 俺は鳳翔から息子を受け取った。それでもすぐには泣き止まなかったが、 父親に抱かれた安心感からかじきに泣き止んだ。 「申し訳ありません、この子を上手にあやせなくて提督の邪魔をしてしまって…」 「いや、そんなことはない。俺が起きたのは嫌な夢を見てしまったからだ。 それで考え事をしていて、鳳翔に声をかけられるまでこの子が泣いている事に気がつかなかった」 ふと時計を見たら昼の2時の少し前だった。それはちょうど俺がこの世に生まれた時間でもあった。 「そうですか…でもなんでいつも大人しいこの子が泣いて…………まさか!?」 「…いや、滅多な事は考えるな。彼女を信じるんだ……」 その言葉は鳳翔にではなく自分自身に言い聞かせるように言ったのかもしれなかった…… 眠気が消えた俺は落ち着いた息子を再び鳳翔に預け、仕事をまた始めたが、あまり身が入らなかった。 文化の日なのに雨が降っていたことや、さっき悪夢を見たせいというのもあるが、 朝妻と喧嘩してしまったことが俺の心の中に残っていた。 俺はかつて初恋の女性に対し軽い気持ちで悪口を言ってしまった。そのため仲違いをしてしまった。 俺は本当に軽い気持ちでまたいつもみたいな関係に戻れるだろうと思って謝ることをしなかった。 それが古くから…物心付いた時から10年以上も結び続けていた絆を断ち切ることになってしまったのだ。 そして人生の岐路、卒業式くらいは仲良くと思っていたがそんなことにはならず、 喧嘩別れをし、大人になって再会してもあの頃のように戻ることはなかった。 俺が謝りたいと思ってもその子と連絡が取れず、とうとう謝ってもどうにもならないことになってしまった。 俺は後悔した。そして同じ過ちは繰り返さないと誓った。 妻と付き合う前、一度すれ違いがあったが、俺はすぐに謝り、気持ちを伝え、そして二人の想いが通じ合って結婚した。 だがまた同じ過ちを繰り返した。そして今度は謝ることさえも出来ないようなことに… いや!そんなわけない!そんなわけあるものか!! 「艦隊が戻ってきました」 艦隊が帰ってきたか……妻は…鳥海達は無事だろうか…… 大破したら絶対に進軍するな、必ず戻れ、といつも言い聞かせてあるから大丈夫とは思うが 今回は大事な作戦だから無茶するかもしれないという不安はある。 今まではそんなことなく大破したらすぐに帰ってきていたが…… とにかく迎えに行こう。それで全てがわかる。俺は足早に迎えに行った。 「ッ…………」 俺は言葉が出なかった。雨に打たれた鳥海があまりにも見るに堪えない姿だったからだ。 他の艦娘達もボロボロだったが、それは精々艦装や衣服程度であり、肉体へのダメージは一切なかった。 しかし鳥海は艦装どころか肉体もかなり傷付いていた。 大きな怪我こそなかったものの所々痣や出血があったり、口からも血が流れていた。 その姿はとても痛々しいものであり、艦娘も他の人間と何ら変わりない存在だという事実を突き付けた。 「ごめんなさい…私がちゃんと鳥海の整備をしていれば……今日は出撃しないと思って後回しにしたばかりに……ッ!」 「いや…あたしがもっと空に気をつけていたら…………」 「私のせいよ……だって私は足が遅いから…そんな私を鳥海が……ううっ………」 「やめて、みんな…これは…全て私の…ミスが原因なの……だから………」 明石が、摩耶が、飛鷹が、そして鳥海自身がこうなってしまった原因は自分にあると言う。 だが誰か一人だけが原因というわけではない。 みんなのちょっとした行動全てが悪い方向に重なり合ってこんな事になったのだ。 そして俺もその中のひとつだった。俺が鳥海を出撃させなければそもそもこうはならなかったのだから。 だから誰かを責めることなんて出来ない。本当なら自分の間違いを認めたくないがために責めたいくらいなのに。 でも………… 「帰ってきてくれてありがとう……ごめんな……」 俺は傷付いた最愛の人を優しく抱きしめ、謝った。 最悪の結果という悪夢を見てしまった俺には愛する人が無事生きて帰ってきて、 もう一度謝ることが出来るというだけで怒りも何もかもなくなっていった。 「……うぅ……私こそ…ごめんなさい…………」 彼女は堪え切れなくなったのか、とうとう泣き出してしまった。 「私……怖かったの……大好きなあなたと喧嘩して…それで謝ることも… 仲直りすることも出来ないまま死んじゃうかもしれないことが……」 いつもの丁寧な口調ではなく、まるで普通の少女のような口調だった。 俺と付き合い、結婚してから感情が高ぶると俺の前ではこんな面も見せるようになっていた。 俺と交わることによって変わったのではなく、鳥海の名を背負う艦娘として自分を抑えていたのかもしれない。 値が真面目な彼女だから鳥海であろうとして本当の自分をさらけ出すことが出来なかったのだろう。 「いいんだ…みんな生きて帰ってきてくれたんだから……だから…泣くな……」 そう言った俺も自然と涙を流していた。自分がこの世に生まれた時間に大切な人がこの世を去ることが避けられたからだ。 周りからも鼻を啜る音や仲直りできてよかったという声が聞こえた。気が付くとみんな涙を流していたのだった。 そして雨もいつの間にか止んでいた。俺達を照らす太陽の光はとても暖かかった。 このポカポカ陽気はもしかしたらあの時と同じだったのかもしれない。俺がこの世に産まれたあの日みたいに…… 「さあ、素敵なパーティーしましょ!」 夕方5時、鎮守府屋上でパーティーが開かれた。俺の誕生日を祝うのではない。今日の作戦の成功を記念してのものだ。 ただ今回の作戦の責任者である中将が俺の誕生日を結果的に潰した上に、 俺の妻を傷付かせてしまった責任も感じたのかもしれない。 だからなのか作戦成功のパーティーにしてはいささか派手過ぎるものとなっていた。 「不幸だわ…みんなから誕生日を祝ってもらえないなんて……」 そう言ったのは山城だった。山城も俺と同じ11月3日生まれであった。 戦艦山城の進水式も11月3日であったため、彼女は戦艦山城の艦娘となる運命だったのかもしれない。 「仕方ないさ、祝日だしな。まあ文化の日が11月3日から変わることはないだろうな。 11月3日は明治天皇の誕生日で、かつては天長節、今で言う天皇誕生日で祝日だったからな。 時代が大正になり11月3日は祝日ではなくなったけど、昭和に入り明治節として再び祝日となって、 そして戦後、日本国憲法公布と同時に文化の日として定められたんだよな。 表向きの趣旨としては明治天皇とは一見無関係であるけど、明治天皇の功績を讃え、 それを思い起こせるよう11月3日に日本国憲法が公布されたというのが正しいのかもしれないな」 「え、ええ……」 若干引き気味の山城。俺はわりと自慢癖があるのが欠点かもしれない。 まあ辞世の句が『な なにをする きさまらー!』となるようなことはないだろう、きっと。 「まあ文化の日で祝日だから友達とかと会うことなんて特別に予定を入れなかったらないわけだしな。 でも俺はあまり不幸とは思わないぞ。家族と一緒にいられたわけだしな。 いつも仕事していた父親も祝日だったら休みだったし、 今にして思えば友達に祝ってもらえなかったけど遠くの街に行けたりして幸せだったのかもな」 「でも私には扶桑姉様しかいなかった……」 そう、彼女と、彼女の実姉の扶桑は親を病気で失ったのだった。彼女達の物心がつく前に。 そして彼女達は親戚のツテで鎮守府に引き取られ、検査の結果それぞれが扶桑型の戦艦になれると判明した。 艦娘となった彼女達であったが、艦娘への適性があったことがある種の不幸だったのかもしれない。 もし艦娘への適性がなければどこか平凡な家庭に引き取られて、 そこで義理とはいえ暖かい家族というものに触れ、 今とは違う生き方をして幸せになっていたかもしれない。 「みんなから祝ってもらったりしたいか?」 「ええ…でも祝勝会を私の誕生日を祝うことに使うなんて…」 「だったら別の形でもいいから祝ってもらえ。お前は今回の作戦で一番大活躍したのだからな」 「でも…」 「みんな、今回の作戦は山城のおかげで成功したんだ。だからみんなで山城を讃えようじゃないか」 「そうね……そういえば山城、今日はあなたの誕生日だったわね。 あなたのおかげで今回の作戦は成功したけど、もしあなたが生まれてなかったら作戦は失敗していたかもしれないわ。 だから私達みんながあなたの活躍を讃え、誕生日を祝ってあげるわね」 「賛成だね。山城だって、たまにはこんな時があってもいいさ」 後でそれとなく山城の誕生日の事を言おうと思ったが、 扶桑が気を利かせてくれたからこちらの手間が省けた。 俺の誕生日のことはスルーっぽかったが俺は別にどうでもよかった。 それよりも俺にはたった一人、祝ってほしい人がいたから。 祝勝会が終わったのは夜の10時だった。俺は、医務室で治療を受けていたため祝勝会不参加だった妻と共に家に帰った。 彼女は命には別状はなかったものの、傷や痣だらけだったから跡が残らないかと心配になったが、 鎮守府には艦娘のために様々な分野の優れた医師や薬剤師が常駐しているので、 彼女の傷や痣は治療によって完全になくなるだろう。 しばらくは通院が必要らしいから今日のところは防水用の特殊な絆創膏や湿布を貼っていた。 「こうして二人きりでお風呂に入るのも久しぶりですね」 「そうだな。こうして背中を流すのも随分久しぶりだ」 帰った俺達は早速風呂に入っていた。今までは風呂に入る時はほとんど一緒に入っていたが、 それはまだ小さい息子と一緒だったのであり、今日二人きりで入るのは本当に久しぶりだった。 息子は鳳翔が預かってくれていた。摩耶は今の精神状態を考えて不安だったからだ。 「……いつもごめんな。危険な場所に出撃ばかりさせて…今日だってこんなに…」 「いいのですよ、私の力がみんなの役に立っているんですから…… ねえ…満月じゃありませんでしたけど、月も綺麗でしたから久しぶりにしましょう。最近ご無沙汰でしたし」 「け、けどさ…そんな体で…」 「あなただっておちんちん、腫れているじゃない」 彼女はそう言って振り返り、大きく硬くなった俺のちんちんの皮を剥き、たわわに実った豊かなおっぱいで挟んだ。 彼女とはゴム付きでのセックスが大半とはいえ幾度もしていたものの、包茎だった俺には刺激が強かった。 包茎だったが剥くことは出来たためいつも綺麗にしていた。 彼女のおっぱいは柔らかく、かつ弾力性があった。 そんなおっぱいで挟まれたり、上下に擦られたりされるのはとても気持ちがいい。 だがされるがままというわけにはいくまい。俺は反撃に出た。 「ひゃあんっ!?」 俺は彼女の乳首をつまんで刺激した。そして彼女が怯んだ隙に彼女の下腹部にある割れ目に指を挿れた。 「ん……あ…んっ………」 感じながらも彼女は俺のちんちんをおっぱいから離そうとはしなかった。 俺はなるべくちんちんがおっぱいから抜けてしまわないよう、ゆっくりと彼女の下腹部に顔が行くように体を動かした。 そしてシックスナインの体勢のような感じになり、そこにあった花びらと豆を舐めた。 「なんだよ、そっちだってクリトリスが腫れているじゃないか」 俺はお返しといわんばかりにそう言った。 「っ……もう……負けないわよ!」 今までの落ち着いた態度から一変。胸だけでなく口や舌も使って刺激してきた。 さっきよりも強い刺激が俺を襲う。俺も負けじと愛撫をしつつ激しく舐めまわした。 互いに譲らず一進一退……とはならなかった。 「も…もう……」 俺は限界に達した。それに反応した彼女は俺のちんちんを口で咥えた。 その刺激が更なる引き金となり、彼女の口の中にぶちまけてしまった。 どぷんっ!どぷん!どぷっ!どくん………… 自分でも感じるくらい濃厚に粘りつくような粘度だった。 それを彼女は何も言わず受け止めていた。 「……ん…………」 長い射精が終わっても尿道に残ったものまで吸い取るような感じで咥え続けていた。 そして全て吸い取ったのか、俺のちんちんについていたものを最後にペロリと舐め取って、それから口を離した。 「ん……………………」 ゴクン…… 彼女は口から離そうとはせず、口の中に吐き出されたものを味わい、飲み込んだ。 「げほっ…………もう…あんなに絡みつくような膿が溜まってたんじゃ、あんなに腫れてもおかしくはなかったわね」 大人のお医者さんごっこのつもりだったのか、彼女はそう言った。 「……さっき出し切ったと思ったのに、まだこんなに大きいなんて…… やっぱりおちんちんを小さくするには…これしかないわね……」 そう言われて気がつくと俺のちんちんはまだ硬かった。そして彼女は寝そべり、脚を開いた。 「ねえ…来て……今日は大丈夫な日だから…」 そう言われるや否や俺はちんちんを突っ込んだ。先程から充分濡れていたからか抵抗らしい抵抗もなくすんなり入った。 「あぐっ…」 「ん…」 さっき出していなければ久しぶりの生での感触であっさりと果てていただろう。 俺はなんとか耐えながら、腰を激しく動かした。そして彼女に口づけをし、激しく舌を絡め合った。 互いに全てを感じながら獣のように激しく貪り尽くし合う内に互いに限界が訪れた。 「んっ…!」 「んーーーーーっ!!」 ビュルルルルッ!ビュルルルッ!ビュルルッ…… 俺は我慢なんてしなかった。一番大事なところで俺の想いを受け止めてほしかったから………… 「私で感じてくれてありがとう……私も気持ち良かったです……」 穏やかな顔だった。本当にそうなんだなと感じられるくらいに。 「今日の出来事を官能小説にしたらどれくらい売れるかしら…」 「おい!?」 「冗談よ。でもね…私、本当は小説家になりたかったの。それも夢のあるような内容の… 小さい頃から色んな空想をしたりしていたの」 俺も知らなかった彼女の夢である。でも彼女は俺と出会う前から日記を毎日書き続けていたみたいだから、 今にして思えば物書きとしての片鱗を感じさせていたのだろう。 「夢を叶えるためには、世界を平和にしなくちゃ」 「そういや鳥海の艦装はどうしたんだ?」 「修理に凄い時間がかかるみたい。高速修復剤も効果がないし…」 「まあ無理はしない方がいい」 「そうよね。だから今は感じていたいの。ずっと触れ合えなかったあなたの暖かさを……」 二人で達した後も繋がったまま風呂に入っていた。互いの温もりを感じ合うためにだ。 ただ繋がっているだけのに、それは互いに快楽を求め合う行為以上に心の中が幸せだった。 互いを隔てるものもなく、一番大切なところで触れ合う。 たったそれだけのことがいかに尊く、愛と幸せを実感できる素晴らしいものか…… 「……最高の誕生日プレゼント、ありがとう……」 俺は感謝した。彼女によって快楽を得たということよりも、 ただ彼女と繋がり、互いの温もりを感じながら同じ時間を一緒にいられる幸せに………… それから約二ヶ月が経った。妻の傷も何もなかったかのように完全に回復した。 年が明けた1月1日、俺は家族三人で俺の故郷に帰省した。 子供を俺の両親に会わせたかったからだ。 夏は大きな作戦があったため帰るに帰れず、今になってやっと帰る暇ができたからである。 「やっとお義父様とお義母様にこの子を会わせられましたね」 「ああ」 「そして、あなたの御祖母様にも……」 俺にとって祖父や祖母の記憶があるのは父方の祖母だけである。母方の祖父は小さい頃に亡くなったからあまり記憶がない。 祖母の墓参りのために線香と花を買いに行ったとき昔の知り合いと出会ったが、俺の妻を見て驚いていた。 お前は未だにあの子のことを引きずっているのか、って感じの目で。 だが俺が彼女を愛した理由にかつて好きだった女の子が関わっているのも事実だし、 その子を好きになったのも俺の母と似ていた(といっても眼鏡をかけていたくらいか)からだろう。 だから俺が妻を好きになった理由に俺にとって大事な女性達が関わっていることは否定しない。 それに俺は単に外見だけで選んだのではなく、彼女の奥ゆかしい内面にも惹かれていたのだった。 それと最近知ったことだが重巡洋艦鳥海は進水日4月5日であり、その艦娘である彼女も同じ誕生日であった。 奇しくもそれは俺の父がこの世に生まれた日でもある。 そして重巡洋艦鳥海が沈んだ10月25日は俺の祖母が亡くなった日でもあった。 『鳥海』は俺の大切な人達の何かと間接的にせよ何かしら関わっている存在であるといえよう。 今の幸せな俺が存在するのは彼らのおかげであり、 そんな彼らの要素がこじつけとはいえ少しでもあった彼女と俺が結ばれたのはもしかしたら運命だったのかもしれない。 「でももうそろそろ帰らないと…」 「そうだな。俺達はこの国を…いや、この世界を守らなきゃならないからな」 「ええ……また三人でここに戻って来たいです。その時は……」 「よし、一日でも早くこの世界を安寧させなきゃな!」 「私は今はまだ戦えませんけど、摩耶達に『鳥海』の優れた点を教え込まないといけませんからね。さあ、やるわよ!」 だが『三人でここに戻って来る』。この願いが叶うことはなかった………… それから更に一ヶ月、あの時から調度三ヶ月後の2月3日、節分の日のことだった。 「恵方巻って太いわよねえ……さあ、いくわよ!」 もはやつっこむのも面倒な如月の言葉と共に俺達の艦隊は恵方巻を恵方に向かいながら無言で食べた。 みんな思い思いに願い事をしながら食べていた。 そしてみんな食べ終わってほんの少し後、異変は起きた。 「うう………ゔゔっ!!」 「!?おい鳥海、しっかりしろ!」 真っ先に摩耶が声をかけた。当然周りはざわめいた。 提督夫人であり、それ以前に大切な仲間である彼女に何かあったら…… それを一番心配したのは飛鷹だった。彼女が恵方巻を作ったからだ。 「今医務室に連絡しましたわ。早く!」 吐瀉物を如月が回収しつつ叫んだ。俺達は全速力で医務室に向かった。 「鳥海は妊娠していたのね。しかも双子……何とも言えないわ…」 「でもよかった…鳥海に何も悪いことはなくて…」 貴重な戦力でもある存在が子を身篭るということにどう反応したらいいのかわからない山城、 自分が作った恵方巻が原因ではなく、ただの悪阻だったことに心から安心した飛鷹。 「でも私の計算では…こんな事…」 彼女は妊娠三ヶ月だった。彼女の計算ではあの日は安全日であり、 しかも毎月の日記から乱れは少しもなかった。 強いて言うならばあの日以来生理の日はなかったものの、あの日の出来事が原因な一時的なものだと決め付けていた。 「でも…なんとなくわからないでもない…あの日激しく傷付き、命の危険すら感じただろう。 その時、種の保存本能が働いて排卵が起こったのかもしれないな。 だが何故起こったのかを今言ってても仕方ないだろう。 授かってしまった以上これからどうするかを考えるしかない。 『鳥海』の艦装の修復は思ったよりもかかっているから、出撃とかはまったく考えなくてもいいだろう」 「あたし、もっと頑張るよ。今まで以上に、鳥海みたいに頭良くなるよ!」 「頑張ってね摩耶……私も頑張るから」 「二人とも、あまり根を詰めすぎちゃダメよ」 「そうなのです!私達もいるのです!」 「だからもーっと私達に頼ってもいいのよ」 摩耶も飛鷹も三ヶ月前と比べて完全に元気になった。 幼かった雷と電も随分頼れるようになった。 他のみんなも大切な仲間のためにやる気満々みたいだ。 「ありがとうみんな。でも時々思うの。私がこのまま艦娘として戦いに出ない日々が続いたら、 私の力が衰えて、いざという時に足手まといになるんじゃないかって…… そう思うとみんなに頼りきりというのも怖いの」 最近妻は普通の女の子みたいな喋り方をするようになった気がする。 鳥海の艦装を着なくなってからこうなった気がする。 初めて妊娠したときは戦場に出ずとも艦装を一日一回は着ていた。 もしかしたら俺達が今まで見てきた彼女の性格には、 鳥海の艦装の影響も少しあったのではないか、と。 あるいは責任感から己を抑えていたのか…… 「心配するなって。鳥海の強さは頭にあるんだ。みんなに鳥海の頭脳が加われば最強さ!」 摩耶は自信満々に言う。俺もそう思うと同意した。 「本当にありがとう……」 妻は涙を流しながら喜んでいた。 「……あの時の願いは叶わなくなっちゃったわね……」 あの時の願い、それは『俺の故郷に三人で戻って来る』ということだった。 でも妻が双子を妊娠したことにより五人でということになってしまった。 「どんな願いだって、願った以上のことになるんだったらそれでいいじゃないか」 「これから大変なことになりそうだけどね。でもあなたがいるから私は頑張れるわ。 だから、これからも一緒に居ましょうね。もし私に困ったことがあったら、 そしてあなたに困ったことがあったら、いつでも二人きりで将来のことについて語り合いましょう」 「ああ!」 俺は力強くうなづいた。二人なら越えられないものはないって俺は心から信じているから。 信じている限り決して何も失うこともないと。 そして俺はどこまでも頑張れる。そう、君がいるから―――― ―完―
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38 :名無しの紳士提督:2015/10/23(金) 21 21 16 ID z3dfEwjg 自分の体を大事にしない艦娘VSどうしても悪党になれない提督 ……こうかな?と書いてたのを投下 ※ショタ提督ガン攻め加賀マゾ受け。和姦だけど非常にハードなSMにつき注意。 加賀さんはクールでドMで正妻で 39 :名無しの紳士提督:2015/10/23(金) 21 22 24 ID Qcyibm.2 「……以上が報告になります、何かご不明な点は?提督。」 帝国海軍鎮守府、士官用の執務室にて……加賀は所属する艦隊の提督に作戦の報告を行っていた最中であった。 報告を終えて直立する加賀が視線を向けた先、執務机に腰かけた人影は―― 「うん、ゴクロー様!みんなにゆっくり入渠するように伝えてよ!あ、それからその後は空いてる?ねぇ加賀さん!」 「……。」 提督という役職名に明らかに不釣り合いな少年、その無邪気な笑顔を目にしながら報告を終えた加賀は小さく溜息を吐く。 海軍では有能な人材は出自を問わず取り立てると聞いてはいたが、幾らなんでも問わなすぎる……初対面の時の加賀の偽らざる感想がそれであった。 「ねえねえ、ボクもっと加賀さんと親しくなりたいんだよー。ねえ、今晩どう?予定の都合つかない?」 「夜戦はお断りです。失礼します。」 作戦報告書を机に投げ置いて駆けてくる小柄な少年。加賀の体に伸ばしてきた両腕を避けて身を翻すと、一瞥もせず退出する。 執務室の扉を閉めるとそのまま廊下を足早に去ろうとする、が……その後ろで扉が開く音と続く姦しい声。 「えー、いいじゃない。ボクさー加賀さんのこと大好きなんだもーん。ねえ、スキンシップしよ?」 「何度言われてもお断りです。あまりのしつこさにさすがに気分が滅入ります。」 にべも無く断る加賀とそれでも折れずに人懐こく後をついてくる少年。 司令官と所属艦というより歳の離れた姉弟のような姿を目にした通行人は肩をすくめながら通り過ぎる。 「まーたやっとるで、あのジャリンコ。乳が恋しいガキンチョが提督とは鎮守府の先行きも暗いなあ。」 「恋しがられない私達は面倒がないと喜べばいいのか、それとも嘆けばいいのか……」 「ちゃうねん、ウチはまだ成長期や。これから絶賛恋しがられること間違いなしなんやで。ホンマやで。」 2人の姿を後目に、呆れた様子の会話を口にしながら通り過ぎる鎮守府の住人。 傍目には幼さを隠さぬ奔放な子供と呆れる保護者という仲にしか見えぬ2人であった。 そう、傍目には―― 「ねー加賀さん!夜戦しよーよ夜戦!ねーねー!」 「はぁぁ、いい加減に頭に……ッ!?」 全く変わらぬ調子で人気のない渡り廊下までついてきた提督が、突然に歩調を速めて加賀に抱き着いてくる。 そろそろ本気で追い払おうと振り返った加賀は、そこにあった少年の表情を見て思わず身を固めた。 「ねー、加賀さん。加賀さんは……えっちなこと、嫌い?」 「ッ……別に好きじゃ、ないわ。」 平素と変わらぬ柔和な笑顔。しかしその声は凍り付きそうに冷たい色を滲ませている。 先まで人懐こい小型犬のようであった少年から、逆らい難い威圧感のようなものを感じて言葉を詰まらせる加賀。 「ふぅん、そっかー……じゃあ。加賀さんは、痛くされるの……嫌い?」 「ぅ……それ、も……別に……」 大蛇に全身を絡め取られ、一呑みにされる寸前のような感覚を錯覚して全身総毛立ち冷や汗を浮かべる加賀。 力の差を考えれば楽に振り払える筈の少年を、振り払えない。振り払おうという意志を奮うことができない。 「へー……そっか。じゃあ、コンナモノをつけているのは……なんでかな?」 「ッ…………♥」 加賀の胸元を覆う胸当て……その下に手を差し入れた少年の指が襦袢ごと加賀の胸の先端を抓り上げる。 布地越しに少年の指が感じ取った手応えは、充血して硬さを帯びた肉の突起と……それより硬質な金属の感触。 加賀の切れ長の目が狼狽したように視線を宙へ泳がせ、その唇から押し潰した甘い喘ぎが漏れ出る。 「言いたいことは大体伝えたし……じゃ、今夜宿舎で待ってるから?来なくても、いいけどね♪」 「……。」 用が済んだとばかりに小柄な背を向けて去る少年。 その軽い足音が遠ざかるのを耳にしつつ、残された加賀は密かに身を竦ませながら喉を鳴らしていた。 「やあ、いらっしゃい。来ないかと思ってたよ。」 そんなことあろう筈もない、と確信していたかのように道化た口調で来訪者を招き入れる少年。 薄暗い灯りの照らす室内……後ろ手にドアを閉めた加賀は、しばし言葉無く立ちつくして少年を見つめる。 「加賀さんってば本当に自分から内を晒そうとしないね、それとも命令される方が好きだからそうしてるのかな?……ねえ。」 子供らしい無邪気な笑顔で加賀へ言葉を紡いでいた少年、その声音が突然に温度を下げる。 「脱ぎなよ、そこで。全部。」 「ッ……!」 僅かな間、逡巡するように視線を逸らして硬直していた加賀。しかし反論することはなく、やがて一枚一枚と自身の着衣に指をかけ……肌蹴ていく。 清潔感のある下着をも一息に外してしまい、ついには一糸まとわぬ姿となって直立する。露わになった僅かに紅潮した白い裸身と、そして…… 「ねえ、その体……お風呂どうしてるの?仲間に見られて軽蔑されたりしてないのかな?」 「ッッ……!」 成熟した女性らしいラインを描く肢体、その色白の肌にはくっきりと赤い線……打鞭痕らしき腫れが幾筋も刻み込まれている。 重ねて局部近くには火傷の痕が幾つも見られ、更に乳房の先端……褐色の乳頭は金色の極めて太いピアスで貫通されて飾り付けられていた。 「入浴は、時間が合わないように用を入れて……一人で入っている、から。」 太腿を擦り合わせるように身じろぎする加賀。その両足の付け根……女の部分を覆っていた恥毛は今は失われ、二度と生えぬよう処理を施されている。 そして隠すものなく晒された秘所。包皮に収まることを許されなくされた陰核が乳頭同様のピアスで貫かれ、肉唇も幾つも金属の輝きで装飾されていた。 「へぇ、加賀さんってその姿を見られるの……恥ずかしいんだ?お化粧してあげてる最中は、だらしない顔と声でよがり狂ってたのにねぇ。」 「ッ……ンんッ!!」 邪笑を浮かべたまま歩み寄った少年が加賀の胸を掴んだ。豊満極まりない乳房は少年の手には有り余り、一部を指に沿って拉げさせるにとどまる。 鞭痕と火傷の残る乳を爪を立てて握られる……明らかに痛苦を伴っているだろう行為に、しかし甘味の混じった吐息を漏らす加賀。 加賀の身体に無残な装飾を施したのは少年の手であるが、逃れようはあった道を蹴って最終的にこの様を受け入れたのは加賀自身であった。 「私を、こんな体にしたのは……提督、で……んうぅぅっ♥」 「ああ、加賀さんは紙留めクリップで乳首とクリ自分で潰してオナってただけだもんねえ?しかも服の下にソレつけたまま皆の前に出たり、ね?」 「それはっ……んひうぅぅぅッ♥♥」 嘲るような目で加賀を見上げ、両の手で加賀の左右の乳首を貫通するピアスを摘んで乱暴に捻り上げる少年。 痛みと、それ以上に背筋を痺れさせる刺激の強さに抗議の声を加賀は途切れさせて身震いしてしまう。 「クールなお姉さんだと思ってたのに、変態さんなマゾ牝だったなんてねー……幻滅しちゃったよ。ほら……マゾはマゾらしく鳴いて、みなっ!」 「ぎっ……へひぃぃぃッッ♥♥♥」 牽引するピアス2つを片手に纏め、空いた手の平で加賀の肉付きのよい臀部を思い切り張る少年。小気味よい衝突音に続き悲鳴が響く。 加賀が目を見開いて悶え、内腿を緊張に小刻みに震わせた。付け根の肉ビラから金属同士がぶつかる音が響き、奥から溢れる雌臭い発情臭。 「ボクみたいな子供に適当に嬲られておまんこ疼かせちゃってるんだ?加賀さんってば本当に変態だね……もっと虐めたらどうなるかな♪」 「はぁ、はぁ……勝手に、なさればよろしいかと……♥私は……気分が高揚したり、しませんから……♥」 「くすくす、そっかぁ……それは楽しみだよ♪認めて許しを請うまで目一杯虐めてあげるから覚悟してね?」 獲物を締め上げた爬虫類のように残酷な笑みを無邪気な顔に浮かべて愉しげに喋る少年。 息を飲んで身を竦めた加賀の内腿を汗とは違う透明な汁が伝っている様を少年の瞳は確かに捉えていた。 数刻後。室内にはむせ返る発情した獣の臭いのする空気が満ち、間断ない音が宙を震わせ続けていた。 「お゛ッ♥お゛ッ♥へおォッ♥……んぎぃっ♥くひっ……♥♥はひっ♥はひっ♥いひぃっ♥」 家具の軋み、肉の衝突音、乱れた雌の喘ぎ、淫らな水音が入り混じって鳴り響く混沌とした退廃の気配に満ちた室内。 机に上体を伏せた女の背後でその尻に小柄な人影が腰を打ちつけていた。人影……少年は嗜虐に満ちた嗤いを声に滲ませ加賀に言葉を投げる。 「あははっ、もうすっかり出来上がってるねー加賀さん?お尻ひっ叩かれるたびにぐちゅぐちゅのおまんこがキュンキュン締めつけてきてるよ。」 「お゛ッ♥お゛ンッ♥そ、そんな……きっひぃぃぃンッッ♥♥♥」 白桃のようだった臀部は無数の手形によって林檎の如く腫れ、そこに新たに少年の平手が振り下ろされる度に口腔から戦慄く悲鳴を漏らす加賀。 延々と少年の勃起を受け入れていた膣は既に幾度も注がれた精液を逆流させながら、ヒクヒクと媚肉を震わせて男根の抽挿に感じ入っている。 後ろ手に縛られた両腕に荒縄が喰いこみ、肌に深く縄痕を刻み込む……その痛苦すら今は加賀を酔わす喜悦の元となっていた。 「おっぱいももっと潰しちゃおうか、そろそろ母乳噴いたりしないかな?噴けるようになったら搾乳機で搾りっぱなしにしてもいいよね。」 「うぎっ……んぎぃぃぃッ♥ふひっ♥くひぃぃっ……♥♥んぎゅう゛ぅぅぅぅッッ♥」 机に固定された大型の万力……その広く平たい顎が加賀の乳房を上下から噛み、激しく拉げさせていた。 少年の手が時折捻子を回して顎をより強く締め付けてやれば、痛苦に悶えた加賀が机を揺らし…… 乳頭のピアスに繋がった鉄球が重い音を立てて転がる。あらぬ方向へ鉄球が走り、乳頭が引き伸ばされるたびに加賀は背を仰け反らせて喘いだ。 「乳首もおマメもどんどん伸びてるね、ボクのおちんちんより長くしてみようか?次はもっと大きな重り用意しようねー。」 「ッッ……!?んぎいぃぃぃぃぃッ♥ちぎれる゛ッ♥ちぎれちゃいますう゛ぅぅぅぅッ♥♥」 陰核のピアスにも鉄球がぶら下がり、ピアス孔を拡張しながら鋭敏な突起に重い負荷をかけて引き伸ばしている。 鉄球を抓んだ少年が乱暴に手を捻れば、神経の塊を引き千切れんばかりに拉げられた苦痛と……そして悦楽に震える悲鳴を上げる加賀。 「ほらほら、お尻休めちゃダメだよ?玩具飛び出してきちゃってるじゃない……えいっ!」 「ま、待っ……んごぉぉぉぉぉぉッッ!?ふごッ……ほごぉぉっ♥♥」 肛門の顫動が直腸を埋めている異物を排出にかかり、生み落すように臀部から伸びあがる極太の疑似男根。 便の排泄のように押し出されつつあった器具……その底を掌底で少年が殴り、根本まで逆流させ埋め込む。悲鳴と共に悶絶し、机上に崩れる加賀。 「あ、ダメだよーボクがまだイッてないのに。ホラ、大好きなギューってしてあげるから……もっと締めて!えいっ、えいっ!」 「あへぁ~……んぐう゛ッ!?おごっ、うぐぁぁッ……イキ、れきなっ♥お゛、ぉ゛……♥♥」 両手を加賀の首に回した少年が、加賀の白い喉を力任せに締め上げ始める。呼吸が止まり、見る間に血色を悪くする加賀の顔。 締め上げた喉から白粉が剥げ落ち、両の手の隙間から覗くのは深い荒縄の痕。扼殺の如き手つきを維持しつつ少年の肉茎が加賀の蜜壺を抉る。 呼吸と血流を強制的に塞き止められ、酸欠に陥った脳髄が思考を希薄にされ意識を白濁させていく。それはまるで絶頂中にも似た前後不覚。 「半分冗談で首絞めプレイ教えたら、もっと強くってねだられたのは流石にドン引きだったよ……あはっ、絞めると締まるっ!もう、出そ……!」 「お゛、あ゛っ……♥だ、ひへ……♥わらひ、も……い、く……♥逝ぐ、ぅ……♥♥」 思考を途絶しかけた脳髄に響くのは体の随所に加えられた刺激とそれにより溢れ出る脳内麻薬による陶酔感ばかり。 鬱血した顔に引き攣る唇とだらしなく垂れた舌……端整な造作を正気の欠片もなく歪めた無様を晒し、それでも意識を法悦に浸らせる加賀。 頸椎がミシ、と限界の異音を立てると同時……強烈に膣肉が収縮し、その感覚に耐え兼ねた少年が欲望をとき放った。 「う、ぁ……出るっ……加賀さん、おまんこ凄……!全部、搾り取られそ……!!」 「ッ……♥ッッ……♥♥…………ッ、げほっ!ごほぉ、かはっ……ひゅぅっ、ひゅうぅぅっ!はぁ……は……お゛、あ゛~~~……♥」 少年の陰茎を押し潰す如くキツく締まる膣内に、鉄砲水が如く白濁した熱い汁を注ぎ込む少年。ビュクビュクと粘液が膣奥を叩く。 射精の喜悦に震える少年が力を抜くと、縊死の瀬戸際から解放された加賀が必死で空気を肺腑に取り込み……突然にその身を崩れさせた。 全身を小刻みに痙攣さす以外、絞殺されたかのような有様で失神する加賀。弛んだ股から黄金色の飛沫が盛大に噴出する。 「ふぅ、一杯出たぁ……そろそろ孕んだかな?命の危険があると妊娠しやすくなるって言うしね……よっと。」 「ッ……♥ッッ……♥♥」 少年が陰茎を引き抜く。膣口からゴポリと泡だった精液が溢れ、ピアスで飾られた陰唇を伝い落ちて床に白く濁った池を作る。 だらしなく歪んだ表情を涙、汗、涎、鼻水……様々な体液で汚した加賀の顔には平時の怜悧な雰囲気は片鱗すら見いだせない。 「あらら、子供のボクよりおねむが早いなんて加賀さんだらしないなあ……もう少し年上の頼りがいっていうのを見せて貰わないとね?」 部屋の隅に置いてあった建造用バーナーを拾う少年。バーナーから高圧の炎が出ることを確認すると傍に立てかけた鉄棒を取り、先端を炙る。 忽ちに端部が赤熱した輝きを帯びる鉄棒……逆端の柄をしっかり握り構えた少年は、失神したままの加賀に笑顔で歩みよる。 「おはよーございます、加賀さん。はやく起きないと大事なところが焼肉になっちゃいますよー?」 万力により拉げられた加賀の乳房の先端……鉄球つきのピアスで引き伸ばされた加賀の乳頭に軽く鉄棒の先を触れさせる少年。 煙草の火を水につけたような音と共に赤熱した鉄が加賀の肉突起を焼き、加賀の背が反射的に跳ねる。 失神から覚醒させるには刺激が不足であったようで、軽い癒着音と共に鉄棒を剥がされても赤褐色に腫れた乳頭を晒して横たわるままの加賀。 「まだおねむのままか、それじゃあ仕方ないねえ。ココを焼かれたら流石に飛び起きるよ、ね?」 「ッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?」 陽炎を立ち昇らせる赤鉄を加賀の下半身、無防備に伸ばされた陰核へ押し当てる提督。今度はしっかりと、密着させて。 肉が焼ける激しい蒸発音と強烈な異臭が立ち昇り、加賀が突然に両目を見開いて跳ね起きその口から悲鳴を迸らせた。 強烈に肉体の筋が伸縮したため肛門を埋めていた張り型が勢いよく排泄され、床で重い落着音を立てる。 「ぐぎい゛ィィィィィィィッッ!?にゃにっ、なんれすがっ……お、ぎっ♥ふぎぃぃぃ~~~~~ッッ♥♥」 神経の塊のような器官を焼き焦がす筆舌尽くし難い苦痛。極度の混乱の中で覚醒した加賀が、振り向きながら悶絶する。 少年が完全に癒着しきった鉄棒を乱暴に引き剥がすと加賀は殆ど白目を剥いて身を仰け反らせ……尿道から透明な汁を激しく噴出させた。 感極まった女性に起こるという現象……潮噴きの分泌物を浴びた赤鉄が水分を蒸発させ、またも立ち昇る蒸発音と異臭。 「ひぎっ、ぎひ……はぁ、はぁ……こんな……ぅ……。提督……貴方は、最低の……変態です。」 「……加賀さんだけには言われたくないかなー、って。」 まさか寝起き陰核焼印でイけるとは加賀さんのドMぶりを舐めていた、と内心結構戦慄する少年。 やる方も変態に違いはないが、それで被虐絶頂できる方とてもどこに出しても恥ずかしい立派な変態である。 「それでその変態な子供にド変態マゾの加賀さんは何をして欲しいのかなー?ねえ教えてよ」 「はぁ、はぁぁ……知りません、勝手にやりたいことをやればよろしいかと。」 苛烈な被虐に昏倒より叩き起こされながら絶頂した姿を晒しながらも愚直に無関心を装う加賀。 喜悦の余韻に尻を腿を振るわせ、物足りなげに開いて戦慄く膣口から精液を零しながらでは説得力がないが。 上と下の反応の乖離具合がおかしくて思わず苦笑を漏らしてしまう少年。 「まったく加賀さんは下の口しか素直じゃないねえ……もう上の口には聞いてあげない、よ……っと!」 「私は貴方の変態さに付き合わされてるだけで別にっ……んへお゛ぉぉぉぉんッ♥♥♥」 交尾の再開をねだるが如くヒクついて精液を垂れ零していた加賀の秘所へ少年の拳が突き立つ。 易々と握り拳を咥え込んだ肉孔へ肘近くまで腕がねじ込まれれば、その刺激に身をのけ反らす加賀。 膣奥の壁を乱暴に殴りつけられる痛苦にも被虐快楽を見出し、発情した悲鳴を漏らし身震いする。 「あっは♪加賀さんの大事な部屋の入口、降りてきてヒクヒクしてるよ?赤ちゃん欲しいのかな……ねえ?」 「ほお゛っ、そんな訳ないでしょうにひっ♥誰が、貴方のような変態の子など……ほへっ♥欲しがったり、ひにい゛ぃぃッ♥♥」 侵入した太く堅い異物の感触を確かめるように淫らに膣癖をうねらせる加賀の雌穴…… その最奥、女の聖域とも言える空間を護るための門へ触れて撫で擦る少年の指。 度重なる射精を受けてまるで雌の本能を揺り起こされたように、加賀の子宮口は柔らかく蕩けていた。 「くすくす……もっとえっちなことして欲しいって、こっちの口はキュンキュンしてるよ?ねえ加賀さん?」 「単なるっ、刺激への生理反応……れすっ♥貴方のような、変態にぃっ♥女性がっ、媚びると思わな……おっほぉぉっ♥」 膣奥で切なげにヒクつき、撫でれば恭順するように吸い付いてくる淫らに蕩けた子宮口。 その頸筋をほぐすように揉んでやると快楽に狂った雌の発情声を上げて全身を跳ねさせる加賀。 未だにピアスで引き伸ばされている乳頭と陰核をビキビキに充血させながら、よく素面を気取るものだと少年は思う。 「ボクの指に甘えてるこの子宮口、抓っておまんこから外に飛び出すまで引きずり出しちゃおっか♪」 「~~~~~~~ッッ♥なんてことをっ、貴方は女性の尊厳をなんだと……んおぉぉッ♥変態ッ♥変態ぃぃっ♥」 女としての中枢を無理やり体外に剥きだしにされ視姦可能な玩具にする…… 普通の女性なら怯え竦み上がりそうな提案を耳にした加賀、その膣肉が甘く疼いたように蕩けてうねる。 怒った表情を作れどその瞳は期待するように興奮に潤み、罵りを発する口元は卑しく緩んでしまっていた。 「もうちょっと顔頑張ろうよ……こほん。そのまま全裸で鎮守府散歩するのもいいよね、全身にえっちな落書きしてさ?」 「そ……そんなっ、屈辱的なことっ♥もしやってみなさいっ……ただじゃおきませんっ♥絶対にっ♥♥」 子宮口が熟々に熱を帯びて発情に粘つく頸管粘液をドロリと溢れ、少年の指に絡み汚した。 熱く蕩けた秘穴は催促するようにヒクついて粘膜を少年の腕に絡ませ、上の口腔は発情した犬の如く吐息を荒げる。 変態的な恥辱の様を喚起させられただけで目に見えて色情を昂ぶらせた加賀に苦笑する少年。 「加賀さん浣腸も好きだよね、赤城さんの部屋の窓の下でトイレしよっか♪臭いを自覚し易いよう鼻フックも付けてさ?」 「はひっ♥んくぅっ♥変態っ、変態ヘンタイへんたいっ♥♥貴方っ、頭おかしいですっ♥」 「そろそろ妊娠してるよね、臨月になったらどうしよう?腹ボテ搾乳セックスしよっか、みんなを集めた目の前でさ。」 「もう、やめなさいっ♥やめてっ……イク、いや聞くに堪えませんからっ……♥もう、これ以上はぁっ……♥」 「……ああそうだ、手足取っちゃおうか♪ボクにどんな酷いことされても、ボクにお世話懇願してしか生きていけないようにさー♥」 「ッ~~~~~~~~~~♥♥♥へんた……お゛っ、はへえ゛ぇ~~~~~ッ♥♥♥♥」 その宣言……人としての尊厳を全て奪い隷属と屈従を強制する未来を少年が告げたその瞬間。 被虐心が臨界を超えて脳内麻薬を思考野にブチ撒き、理性を溶融された加賀は瞬時に絶頂に駆け昇った。 背骨を折らんばかりにのけ反った加賀の股から潮が噴き、床に牝臭い水たまりを生じさせる。 「はひっ♥くひゅっ♥私っ、ボテ腹芋虫でっ♥一生っ、この子の肉便器にっ……♥最悪っ♥最低っ♥はへぇぇっ♥」 「うわぁ……うわぁ…………こうさせておいてなんだけど、加賀さんは絶対おかしいよ。間違いなく。」 完全に雄に屈服したことを示すかのように頸管を緩め切って少年の指に恭順してくる加賀の子宮。 強烈な絶頂感で体を律する機能がイカれてしまったように尿道は潮を噴き、乳頭は母乳を滲ませる。 一秒でも早くその社会生命の終了が訪れることを願うかの如く、加賀は遍く全身にて発情を露呈させていた。 「――でも、まだ加賀さんにオワられると困るんだよね。戦争続いてるから、加賀さん秘書艦してくれないとボク困っちゃう。」 「はぁ、はぁ……♥ふぅぅ……変態な上にアレもコレもと、困ったことを言う提督様でさすがに気分が滅入ります。ッ……んお゛っ♥♥」 少年が加賀の胎内に埋めていた腕をやおら引き抜けば、癒着している膣粘膜が淫らな粘質音を立てて秘唇より捲れる。 やがて少年の拳が完全に引き抜かれ、それにつられて粘つく剥離音を立て完全に体外へ裏返り露出する膣道。 股から膣肉と共にだらしなく垂れ提がる加賀の子宮、肉色の芋虫の如きソレは刺激を恋しがるようにヒクついていた。 「だからさ、加賀さん……一緒に、戦争終わらせよ?それで、一緒にいよう……戦争が終わって、その後もずっと。」 「貴方のような変態と戦後もずっと、この身で貴方の異常な性欲を満たすのですか……とても気分が滅入りますね。」 「うん。被虐嗜好な加賀さんの性欲を毎日満たすのは大変だけど、加賀さんがずっとイキ狂えるようにボク頑張るからさ?」 柔らかな加賀の乳房を捻り潰していた万力をゆるめながら、その耳元で睦言のように囁く少年。 解放された加賀は、乳房に蹂躙の跡を深く刻まれ秘部をピアスの錘で無残に伸長された痴態をそのままに向き直る。 頸部を締め上げられた手形の残る喉、体外に剥きだしになった子宮、閉じない肛門から伝い落ちる腸液…… 逢瀬の後の枕語りを始めるにはあまりに正常を逸脱した変態的な姿を晒した加賀をかき抱き、少年は身を寄せた。 「……こんな失礼で変態な人の傍にいてあげる方が世に他に2人といるとは思えません、迷惑な話です」 「ふふっ……ねえ加賀さん?ボク、健やかなる時も病める時も……ドM調教中毒の加賀さんを愛し続けることを誓うよ」 「私、感情表現が苦手なのですけど、提督……私これでも今、とっても不快感を露わにしています」 傍から聞けば拒否したとしか思えない返答を仏頂面にて口にする加賀…… だが。彼女が少年の腕で彼女の首を抱き寄せられるほどにさり気無く身を屈めた、その仕草を少年は見落としていない。 「くすくす……じゃあ、婚約も成立したことだし誓いのキスをしないとね……よっと」 「キスって、そっちとですか……はぁ。控えめに言ってやはり貴方最低で……んあはぁっ♥」 加賀の股より提がる子宮肉を鷲掴みにすると、子宮口へ肉棒の先端……鈴口を合わせる少年。 ジト目で抗議しかけた加賀の声は子宮内に肉棒が侵入してくる感覚により悲鳴に変えられてしまう。 女の中枢を直接性交に使われる、その恥辱と快感の入り交じる刺激に不機嫌な面が忽ち蕩けてしまう加賀。 「ねえ、加賀さん愛してるよ♪ボク、ずっと加賀さんと一緒にいるから……んっ。」 「ご勝手に。私は、決して気分が高揚したりはしませんが……んあっ、ちゅっ♥」 少年が加賀の首を抱き寄せ唇を塞ぎ……しばし部屋に響く、くぐもった吐息と交接による淫らに湿った衝突音。 それはやがて時を要さず、拷問中のような破壊的な物音と苦悶に恭悦が混ざって甘く爛れた牝の悲鳴へと変じる。 余人には理解しがたい愛を育む2人の姿を目にするのは、窓より静かに差し込む月の光のみであった。 「加賀……加賀?聞いとるんかいな?」 「……ああ、ごめんなさい。何の話をしていたのだったかしら、龍驤?」 昼下がりの海軍鎮守府――その廊下にて加賀は自身が立ち話の最中であったことを思い出し、会話相手に意識を向ける。 同じ艦隊に組み込まれている軽空母の少女が不機嫌そうにこちらに目線を向ける姿がそこにあった。 加賀に比べて小柄で華奢で細身で痩躯で軽量で省スペースな体躯の彼女の名は龍驤という。 「せやからー、一糸纏わん女の幽霊が夜中に彷徨っとるちゅう噂や。苦しげな呻きや断末魔みたいな絶叫を聞いたって話もあるで。」 「ああ、そうだったわね……非科学的だわ。幽霊なんて何かの見間違いではないかしら?」 「バッサリやなー、自分。いやまあ加賀らしいっちゃらしいんやけど。」 芯に熱を帯びたような自身の体より意識を戻した加賀は、僚友の言葉に耳を傾け……小さく息を飲む。 その“幽霊”が人目を浴びているという事実に加賀が密かに鼓動を高鳴らせ…… しかし口より出た声とその内容は至って平静そのものであり、相手は加賀の内心には気付かなかったようだ。 「……それに、私達の役割は敵と戦い一日でも早く戦争に勝利すること。それ以外は二の次ではないかしら?」 「う、まあせやな……うー、相談する相手間違っとったかなぁ?あ、ところで……」 「そう、まだ何か気になることが?」 鎮守府を賑わわせている目下注目の話題がばっさり切って捨てられたことに肩を落とす龍驤。 落胆しつつ、ふと何かを思い出したように明後日の方向を眺めたまま口を開き―― 「いや、大したことじゃあらへんけど……なんかこの辺、妙に生臭い匂いしとらんか?」 「ッ…………!!」 龍驤が加賀を注視していれば、彼女が瞠目して狼狽に言葉に詰まる極めて珍しい表情が見れたであろう。 混乱しかけた思考に乱れた表情を一瞬にして取り繕った加賀はゆっくりと息を吸い、言葉を紡いだ。 「潮の匂い……ではないかしら。海に面しているもの、日によっては生臭く感じもするわ。」 「うーん、どっちかというと動物的ちゅうか……そないな匂いの気がするんやけどな?」 「そう、原因は分からないわね……それじゃ、私は提督に呼ばれてるからこれで失礼するわ。」 「あ、加賀ー?……なにをあんな急いどったんやろ?妙なやつやなー。」 急ぎ足で廊下の先に姿を消した加賀の背を目線で追う龍驤は小首を傾げて疑問を漏らす。 加賀が立ち去るとき、袴の中から小さく金属の衝突音が響いていたが……小銭かなにかを仕舞っていたのだろうか? 「にしても提督なー、あんな精通もしてなそうなジャリの子守りがよう続くもんや……加賀はくっそ真面目やなぁ。」 そういえばあの2人が2人だけの時にどんな会話を交わしているか知らないことに気付くも、 普段通りの困った子供を躾けるようなやりとりを続けているのだろう……と勝手に結論づける龍驤。 表情を全く変えないまま子供の面倒見をする同僚の姿を想像し、浮かんだ光景に苦笑するのであった。 「……バレた訳ではないわね。流石に気分が……緊張したわ」 廊下を曲がり、人目から逃れたことを確認して溜息と共に小さくつぶやく加賀。 視線を向けた先、袴で覆われた己が両足の付け根のありのままを思い浮かべて加賀は背筋を振るわせる。 下着も履かず、両足の間から裏返った子宮を膣粘膜剥きだしのまま提げて会話していたとはよもや彼女も考えるまい。 「……ふぅ、本当に生臭い。卑しい牝の獣の、発情した粘膜の臭いがするわね」 子宮口は器具でこじ開けられたまま内部を外気に触れさせており、子宮の奥の卵管すら空気に晒されていた。 袴の内から漏れ出てしまっている自身の牝臭い内臓臭を嗅ぎ、僅かに口の端を歪ませて自嘲する加賀。 興奮を抑えつけるように身を捩れば、子宮肉を飾るピアスと陰唇を貫き引き延ばす錘つきのピアスがぶつかり金属音を立てる。 「今日の私はあの変態に一体何をされるのかしら……?まあ、特に気分は高揚もしないからどうでもいいのだけど。」 加賀の発情した子宮が牝臭い粘液を分泌し、袴に染みを生みそうなほどに子宮口より溢れ零させる。 心臓が期待に高鳴るのを意図的に気付かぬふりをし、加賀は提督の――己の伴侶が待つ執務室へ足を向ける。 今宵も長い長い夜になる、冷静に取り澄ました表情の裏にそんな確かな予感を秘めたまま…… +後書き 50 :名無しの紳士提督:2015/10/23(金) 21 36 23 ID Qcyibm.2 いじょ。 久々の投下でお目汚し失礼しました。加賀さんが変態すぎてごめんなさいね。 51 :名無しの紳士提督:2015/10/23(金) 22 03 01 ID 36N3JKGI GJ! 突き抜けた変態ものって時々見たくなるから不思議。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/